本問は『修理』の仕訳。2015/2実施の第139回‐第1問の3問目。本問は、固定資産を修理したときの処理。勘定科目群に注意すれば、OK。難しく考える必要はない。仕訳の切り方の要領や手順、注意事項など。憶え方、まとめページへのリンクもある。
◇問題◇
3.1昨年に購入した備品(ぱそこん)が故障したため、その修理費用として\20,000を現金で支払った。
◇勘定科目群◇
結論から言うと、「答えの仕訳はこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
難しく考えなければ、解答できます。
ところで、「借方」は「左がわ」で、フォーク・お茶碗・スマホを持つ方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、ナイフやお箸を持ったり、配偶者に卵黄を塗るときの方です。
要は、「修理」の処理だけです。
勘定科目をどうするか悩みそうですが、使用勘定科目群を見れば、使えそうなのは「修繕費」くらいしかありません。
んなもんで、当該「修繕費」で仕訳を切る、という塩梅です。
本問のポイントは、「難しく考えない」です。
あまりにも単純すぎるので、(何かあるんじゃないか?)と怪しく思って仕方がありません。
しかし、ゆえに、忌々しい出題者は、こういう『足止め』のような問題を出してくる、といった寸法です。
簿記試験では、時に、シンプルすぎる問題が出ます。深く考えず、さっくり解いて、他の問題の解答時間を捻出してください。
修理に払った\20,000は、「修繕費」で処理します。
代金は、「現金」払いをしています。
仕訳は、費用の増加に、資産の減少ですから…、
借方:修繕費 20,000
貸方:現金 20,000
…と相なります。
答えは…、
…です。
一口コメントです。
すぐ解ける問題です。繰り返しますが、深く考えず、さっくり解答してください。
なお、大体、こういうカンタンな問題が出た場合、後々で、時間を食う難問が登場します。
時間をかけないようにしてください。
1問:手形振出の借入・・・「ふつう」。
2問:固定資産の購入・・・「ふつう」。
3問:修理・・・「ふつう」。
4問:固定資産税・・・「やや難」。
5問:貸倒れ・・・「ふつう」。
簿記3級は格段に難化しているので、本格教材を使うのが一番、無難です。
詳細は「教材レビュー」で述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
テキストは「合格テキスト 日商簿記3級」で…、
問題集は「合格トレーニング 日商簿記3級」で…、
過去問は「合格するための過去問題集 日商簿記3級」で揃えば、独学に支障ありません。どれも『ド定番教材』です。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、現在わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。全く支障ありません。
簿記3級の中で異色のメンドクサさを誇るのが為替手形です。当該論点についてはブログの方にまとめているので、「ブログ:簿記3級-為替手形」を参考ください。
仕訳問題は、「簿記3級の仕訳問題」を参考ください。
そのほか、簿記3級に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「簿記3級:ブログ記事」をばご参考ください。
また、電卓の打ち方についてを、「簿記のコツ-それは計算機」や「計算機打ち方例」で述べてます。お目汚しください
「検算のコツ」を知っておくと、計算ミスを結構防げます。
なお、お手持ちの電卓が、試験で使えるかどうか不安な方は、「簿記の電卓」を参考ください。
また、簿記3級の求人数等を、「簿記3級独学資格ガイド」に挙げていますので、ご高覧をば。
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