全くゼロからの人向け簿記3級スケジュール(2016年度)

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 全くのゼロからでも、簿記3級に穏当に独学合格できるスケジュール及び日程。年3回行われる試験ごとの、本試験日と申込日と試験勉強期間とをまとめる。合格後に挑戦するとよい建設業経理士2級や3級FP技能士のスケジュールも併せて述べる。

全くゼロからの人は、まずは簿記3級から

 

 上の画像は、「2016年度の簿記3級等のスケジュール表」です。

 全くゼロからの人は、まずは、難易度・手間的・時間的に“ちょうどいい”簿記3級から着手します。

 3級のよいところは、勉強が苦手な人・ブランクのある人でも、合格に漕ぎ着けられるところです。

 3級には、独学向けの優れた教材が豊富にあり、『独学のメンドクサさ』が、かなり和らいでいます。独学合格者は多数です。

 そして、3級の合格率は約40%と難易度的にも取りやすく、競争試験でもないので、ちゃんと勉強すれば必ず取れるレベルに調整されています。

 また、試験勉強期間は、「1~3ヶ月」を設ければよく、試験勉強に長期間拘束されないので、仕事・学業や家事・育児に支障が出ないところも簿記3級の魅力です。

 まあ、飽き性の人でも、1~3ヶ月くらいなら、“我慢できる”のも推薦理由の1つです。

 簿記3級には、がんばるだけの理由があります。とりあえずは、ハズレのない「簿記3級」の取得を中心に、計画を練っていく、という手合いです。

簿記3級の難易度‐つまらないだけ

 結論から言うと、簿記は、決して、難しくありません。つまらないだけです。

 全く簿記について知らない人は、試験勉強が実に不安でしょうが、「独学の簿記3級:商業簿記」でも述べているように、簿記の基本は、足し算と引き算と掛け算です。

 皆さんに足りないのは、仕訳の仕組みの理解と、勘定科目の暗記と、帳簿等の相関図の把握くらいです。慣れてくると、(なんだ、これだけのことなの?)のレベルに達します。

 算数ができれば大丈夫なので、難易度を気にする必要はないことを、述べておきたいと思います。

 ぶっちゃけ、テキストをちゃんと読んで会計処理の一連を理解し、問題集で練習して身体に覚えさえ、過去問演習をすれば、まず、誰でも、受かります。勉強しないから、受からないだけで、相応の問題演習を消化すれば、受かります。

 まあ、相性の問題もあります。が、算数ができれば、「合格だけ」はできます。

簿記3級の共通注意点

 簿記3級を受けようと思っている人が、一番気にしないといけないのは、『受験の申し込みについて』です。

 先に挙げた画像では、『申込受付注意!』として注意換気をしていますが、注意の理由は、『簿記試験は、実施する商工会議所によって、受験の受付(申込)期間が、“絶妙に”異なる』からです。

 受けようと思っていた商工会議所の試験が、予想以上に早めに締め切られていて、受験できない、ってことのないようにしてください。

 越境受験(近県の試験に遠征)もできますが、交通費がかさみます。

 試験の申込は、概ね、本試験の3ヶ月前にはアナウンスがあり、2ヶ月前から受付開始です。

 試験勉強に一生懸命になりがちで、ついつい受付日(申込日)を忘れます。

 申込期限が過ぎていて受けられず、3~4ヶ月待つのは、“精神的に実に無為”なので、試験の申込だけは、きっちりしておきましょう。判明したら、即、カレンダーに丸をつけるか、チェックを入れるのが賢明です。

 配偶者の誕生日は忘れても、申込日・締切日を忘れてはいけません。

【第143回】に受験予定の人

 6/12(日)に行われる【第143回】の簿記3級を受けようと思っている人は、「5月」から試験勉強を開始すれば、時間的に間に合います。

 試験が心配な人や仕事や家事・育児で忙しい人は、余裕を見て「4月」あたりからボチボチと着手するとよいでしょう。

 最初の1ヶ月間はテキストと問題集を消化して、残る1ヶ月で過去問を仕上げれば、穏当に合格です。

 まあ、試験の申し込みが始まってから勉強を始めても受かるので、ご自身やご家族の生活動行・イベントを元に、学習計画を立ててください。

 繰り返しとなりますが、【第143回】の受験の申込は、おおむね「4月上旬からが5月中旬くらい」です。ギリギリ申込は厳禁です。

 勉強方法等は「簿記3級の独学」を、独学向け教材については「簿記3級教材レビュー」をご覧ください。

 読むのがメンドクサイ人は、テキストは本格版の「合格テキスト」を…、

 問題集も本格版の「合格トレーニング」を…、

 過去問は定番中の定番の「合格するための過去問題集」で勉強していけば問題ありません。

簿記3級合格後

 【第143回】の簿記3級に晴れて合格したあとは、せっかくできあがった勉強習慣ですから、合格の勢いを駆りて、もう1~2個、取得するのも悪くありません。

 で、次に狙う試験ですが、「3級合格」と来たのだから。「2級!」となるのが自然ですが、正直、今の2級は厳しいです。

 11/20(日)に行われる【第144回】の簿記2級を狙うなら、正味なところ、「6月」には2級の勉強を始めていなければならず、試験勉強の連続は、かなり消耗するのでオススメできません。

 ですから、簿記3級合格後は、アレな言い方ですが、リハビリを兼ねて、あまり負担のない「建設業経理士の2級(9月中旬)」か「FP技能士(9月中旬)の3級」を狙うのをオススメします。(詳細は後述。)

【第144回】に受験予定の人

 11/20(日)に行われる【第144回】の簿記3級を受けようと思っている人は、暑さの盛りも過ぎる「9月」から試験勉強を開始します。

 合否が心配な人や仕事や家事・育児で忙しい人は、余裕を見て「8月」あたりからテキストと問題集に手をつけます。暑い時は、仕訳をノートに書き写すだけでいいです。

 最初の1ヶ月間はテキストと問題集で基礎事項の消化に勤め、残る期間は過去問を仕上げれば、穏当に3級には合格します。

 まあ、試験の申し込みが始まってから勉強を始めても受かるので、ご自身やご家族の生活動行・イベントを元に、学習計画を立ててください。

 勉強方法等は「簿記3級の独学」を、独学向け教材については「簿記3級教材レビュー」をご覧ください。

 読むのがメンドクサイ人は、テキストは本格版の「合格テキスト」を…、

 問題集も本格版の「合格トレーニング」を…、

 過去問は定番中の定番の「合格するための過去問題集」を使えば鉄壁です。

簿記3級合格後

 【第144回】の簿記3級に晴れて合格したあとは、せっかくできあがった勉強習慣ですから、合格の勢いを駆りて、もう1~2個、取得するのも悪くありません。

 で、次に狙う試験ですが、先述したように、昨今の簿記2級はかなり難易度が上がっており、次回【第145回】の2/26の試験には、今からでは、時間的に少々厳しい、というのがホンネのところです。

 時間と体力のある方なら、試験の連続も大丈夫ですが、そうでないなら、英気を養った方が賢明です。

 簿記3級合格後は、負担が少なくて相性のいい「建設業経理士の2級(翌3月中旬)」か「FP技能士(翌1月中旬)の3級」を狙うのをオススメします。(詳細は後述します。)

【第145回】に受験予定の人

 2/26(日)に行われる【第145回】の簿記3級を受けようと思っている人は、「1月」から試験勉強を開始すれば、時間的に間に合います。

 最悪、「2月開始」でも、土日を潰してがんばれば、ギリギリで合格はできます。

 年末年始をはさむため、どうしても、学習計画に狂いが生じてしまいますが、ゴリ押しの勉強で合格してしまいましょう。

 受験の申込は、概ね1月いっぱいは受け付ける商工会議所が多いので、「年明けに申込み→勉強開始」という流れで大丈夫です。

 勉強方法等は「簿記3級の独学」を、独学向け教材については「簿記3級教材レビュー」をご覧ください。

 読むのがメンドクサイ人は、テキストは本格版の合格テキスト 日商簿記3級」を…、

 問題集も本格版の「合格トレーニング 日商簿記3級」を…、

 過去問は定番中の定番の「合格するための過去問題集 日商簿記3級」を使って勉強すれば支障ありません。

簿記3級→建設業経理士2級へ

 3級以外にも、何か資格を取っておきたいなら、「建設業経理士2級」を推薦します。

 即、簿記2級に行ってもいいのですが、現在の2級は結構難化しているので、そこそこの「決意」が必要です。

 また、試験科目との相性が悪いと、試験勉強は長期化するので、この点でも、受験には慎重になった方がいいです。

 参考:「簿記2級の独学」

 そこで、受けやすくて、受かりやすく、資格として価値のある「建設業経理士2級」となる塩梅です。

 「建設業経理士2級」は、簿記2級のクッションとして、最適です。

 試験科目の「建設業簿記」は、簿記2級の原価計算の“練習・入門”として最適なボリュームであり、もう1つの試験科目「一般簿記」は、2級商業簿記の“予習”に実に適しています。

 簿記3級で勉強したことの強化と、簿記2級への肩慣らしを兼ねているのが、「建設業経理士2級」という寸法です。

 量的にも質的にも難易度的に勉強時間的にも、そして、多少資格に“特権”が付いていることからも、簿記3級後は「建設業経理士2級」に駒を進めるのが適当かと思います。

 なお、建設業経理士2級の教材ですが、TACとネットスクール2社の独占状態ですので、どちらかのテキストと過去問を選べば支障ありません。

 両社とも簿記業界では著名定評出版社なので、間違いはないです。つーか、2社以外に出ていません。

 教材参考:ネットスクール-建設業経理士2級

 教材参考:TAC-建設業経理士2級

 以下、公式へのリンクです。

・公式‐建設業経理検定ホーム

FP技能士について

 簿記3級以降の資格としてあげている「3級FP技能士」ですが、FP技能士の試験日は、絶妙に簿記3級の試験勉強期間と被っています。

 資格の価値としては、3級FP技能士は、先に挙げた資格の中で一番低いです。

 3級なら「1ヶ月」そこそこの時間があれば合格でき、「年に3回」も試験が行われるので、全く急ぐ必要のない試験です。

 参考:「資格ガイド:3級FP技能士」-「FP技能士3級の独学

 すごく「お金」に興味がある方や、簿記的なことをするのは飽きたという方は、受けるのも“一興”です。

 FP技能士を無理して受ける必要はないので、まずは、「簿記3級」の独学合格を最優先してください。

おまけ‐資格別求人数

 資格の価値と優先順位の把握のために、各資格の求人数(ハローワーク)を挙げておきます。

 各資格の直近調査での求人数はおおむね…、

 簿記2級は「1,600件」で、簿記3級は、「1,400件」、

 建設業経理士1級は「7件」で、建設業経理士2級は、「34件」、

 FP技能士2級は「10件」で、FP技能士3級は、「7件」です。

 優先順位はこれらの数字に尽きますが、「建設業経理士」はやや特殊です。

 優先順位の理由や詳細については、「簿記・経理系資格の優先順位」をお目汚しください。

こまごましたもの

 簿記3級に関するこまごましたことは、たとえば、「簿記3級を勉強する前に知っておきたい3つのこと」とかの記事を、ブログにも投稿しています。

 また、簿記の試験勉強は、使う計算機によって大きく変わってしまいます。

 100円ショップで売ってるようなペラペラ電卓の人は、買い換えることを絶対推奨します。バカみたいに能率が上がります。

 計算機を選ぶ際は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」を参考にしてみてください。

 読んで考えるのがめんどくさい人は、「売れ筋の電卓は、結局なに?」で選べば支障はありません。

 電卓の使い方については、「簿記検定計算機打ち方例」を、自分の電卓が試験で使えるかどうかの当否は、「簿記の電卓」で確認ください。

みんなとシェアする