全くゼロからの人向け簿記3級スケジュール(2020年度)

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 全くのゼロからでも、簿記3級に穏当に独学合格できるスケジュール及び日程。年3回行われる試験ごとの、本試験日と申込日と試験勉強期間とをまとめる。合格後に挑戦するとよい建設業経理士2級や3級FP技能士のスケジュールも併せて述べる。

全くゼロからの人は、まずは簿記3級から

 

 上の画像は、「2020年度の簿記3級等のスケジュール表」です。

 全くゼロからの人は、まずは、難易度・手間的・時間的に“ちょうどいい”簿記3級から着手します。

 簿記3級には、優れた教材が豊富に市販されてあり、独学でも十分に取れる資格となっています。現に、独学合格者は多数です。

 3級の合格率は「約30~40%」と、数字的に取りやすい試験となっています。

 まあ、かつてほど“余裕”ではとれませんが、ちゃんと勉強さえすれば、必ず取れるレベルです。

 なお、本試験は『日曜日』です。

1~3ヶ月あればよい。

 簿記3級の魅力に、「試験勉強に長期間拘束されない」ことがあります。

 仕事・学業や家事・育児に大きな支障が生じない、といった次第です。

 簿記3級には、がんばるだけの理由があります。んなもんで、とりあえずは、「簿記3級」の取得を中心に、計画を練っていく、という手合いです。

 まあ、飽き性の人でも、1~3ヶ月くらいなら“我慢できる”はず、です。

そう不安を持たずとも。

 結論から言うと、簿記は、決して、難しくありません。

 ですから、試験勉強に、大きな不安を抱くことはありません。

 簿記を微塵も知らない人は、できるかどうか不安でしょうが(わたしもそうでした)、「独学の簿記3級:商業簿記」でも述べているように、簿記の基本は、足し算と引き算と掛け算です

 仔犬なみの知性の配偶者でも理解できます。皆さんに“絶対的”に足りないのは、仕訳の仕組みの理解です。根っこは単純なので、慣れてくると、ホント、(なんだ、これだけのことなの?)のレベルに達します。

 算数ができれば大丈夫なので、難易度を気にする必要はないことを、述べておきたいと思います。

 ぶっちゃけ、テキストをちゃんと読んで会計処理の一連を理解し、問題集で練習して過去問演習をすれば、まず、誰でも、3級には受かります。勉強しないから、受からないだけです。

 まあ、相性の問題もあります。が、算数ができれば、「合格だけ」はできます。

簿記3級の、最大の注意点

 簿記3級を受けようと思っている人が、一番気にしないといけないのは、『受験の申し込み』です。

 先に挙げたスケジュール画像では、『申込受付注意!』と注意換気してますが、その理由は、『簿記は、試験実施の商工会議所によって、受付期間(申込期間)が、“絶妙に”異なる』からです。

 受けようと思っていた商工会議所の試験が、予想以上に早めに締め切られていて、受験できない、ってことのないようにしてください。

 越境受験(近県の試験に遠征)もできますが、交通費がかさみます。

 試験の申込は、概ね、本試験の3ヶ月前にはアナウンスがあり、2ヶ月前から受付開始です。

 試験勉強に一生懸命だと、ついつい受付日(申込日)を忘れます。

 申込期限が過ぎていて受けられず、3~4ヶ月待つのは、“精神的に実に無為”なので、試験の申込だけは、きっちりしておきましょう。判明したら、即、カレンダーに丸をつけるか、チェックを入れるのが賢明です。

 配偶者の誕生日は忘れても、試験の申込日・締切日を忘れてはいけません。

 なお、大きな書店でも、簿記の申し込みはできるので、一度最寄の書店で尋ねてみてください。

受験計画

 簿記3級は、最大で「2~3ヶ月」あれば、十分に間に合います。

 よって、本試験日の3ヶ月くらい前から、試験勉強に着手しましょう。

 なお、簿記3級は、強行軍の試験勉強も可能です。

 土日祝日がガチで使えるとか、勉強時間は確保できるという人は、「1~2ヶ月」でも、合格圏の実力を養えます。

 昨今の試験では、ボリュームも増したため、数週間での合格は無理ではありませんが、現実的ではありません。

 勉強方法等は「簿記3級の独学」を、独学向け教材については「簿記3級教材レビュー」をご覧ください。

 読むのがメンドクサイ人は、テキストは本格版の合格テキスト 日商簿記3級」を…、

 問題集も本格版の「合格トレーニング 日商簿記3級」を…、

 過去問は定番中の定番の「合格するための過去問題集 日商簿記3級」を使って勉強すれば支障ありません。

建設業経理士やFP技能士

 先の表には、建設業経理士とFP技能士の申込期間と、本試験人を掲載しています。

 ぶっちゃけ言うと、簿記3級が受かってないなら、それらを考える必要はありません。

 資格の『価値』が異なるからで、まずもって、簿記3級の合格だけを目指してください。

 3級に晴れて合格して、“勉強が面白くなった”とか“時間に余裕がある”のなら、先の2資格のうち、時間的に合うものを、受験してみてください。

 3級後合格のオススメは、「建設業経理士2級」です。

 「簿記3級有資格者のスケジュール」を、一読願います。

 FP技能士は、まあアレだなってな感じです。

 わたしは、1級FP技能士まで取りましたが、役に立った感が*全く*ありません。

おまけ‐資格別求人数

 資格の価値と優先順位の把握のために、各資格の求人数(ハローワーク)を挙げておきます。

 各資格の直近調査での求人数はおおむね…、

 簿記2級は「1,600件」で、簿記3級は、「1,400件」、

 建設業経理士1級は「7件」で、建設業経理士2級は、「34件」、

 FP技能士2級は「10件」で、FP技能士3級は、「7件」です。

 優先順位はこれらの数字に尽きますが、「建設業経理士」はやや特殊です。

 優先順位の理由や詳細については、「簿記・経理系資格の優先順位」をお目汚しください。

こまごましたもの

 簿記3級に関するこまごましたことは、たとえば、「簿記3級を勉強する前に知っておきたい3つのこと」とかの記事を、ブログにも投稿しています。

 また、簿記の試験勉強は、使う計算機によって大きく変わってしまいます。

 100円ショップで売ってるようなペラペラ電卓の人は、買い換えることを絶対推奨します。バカみたいに能率が上がります。

 計算機を選ぶ際は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」を参考にしてみてください。

 読んで考えるのがめんどくさい人は、「売れ筋の電卓は、結局なに?」で選べば支障はありません。

 電卓の使い方については、「簿記検定計算機打ち方例」を、自分の電卓が試験で使えるかどうかの当否は、「簿記の電卓」で確認ください。

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