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簿記2級の勉強方法:概論

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まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 簿記2級の勉強方法を概論的に述べます。簿記2級も独学で合格することができますが、テキストと問題集、過去問には、こだわる必要があると思います。教材差アリ。

 簿記2級も、独学合格はできます。しかし、簿記3級と比べたら、如実に「努力しない」と受からない試験となっています。

 3級は試験の3日前から適当にやっても、なぜだか合格できる試験ですが、2級ともなると、そうは問屋が卸しません。

 3級的な“楽勝感覚”は捨てて、新たな試験を「別個」に受けるつもりで、挑戦してください。

まじめに電卓を叩くべし

 まず始めに指摘しておきたいのは、簿記は、何級を受けるにせよ、「電卓を叩く」という作業を行わない限り、合格できない『現実』です。

 逆を言えば、頭の中の灰色の細胞のみで、「こーしてあーして」みたいな計算モドキをしているだけでは、落ちるという次第です。

 どうしてか?

 それは、日頃の試験勉強から、正確に電卓を叩く練習をしていないと、必ず本試験にて、打ち間違え・転記間違い・計算ミスを犯して、点が取れなくなってしまうからです。

 本試験では、想像以上に緊張して、身体に力が入っています。「腕」も「指」もギチギチに固まっていて動かないので、普段から「計算機を正確に打つ」という動作を身体に叩き込んでおかねばならないのです。

 逆を言えば、日頃から身体に訓練を課してきた者だけが、本試験にて「普段通りに計算できる」といえるでしょう。

 まあ、端的に言えば、必要で正統な努力を払いましょう、ってことです。

 取りあえずでもいいので、小さなことから大きなことまで、計算機を叩くのを端折らずに、勉強してください。

あんまり深く考えない

 しかし、簿記2級の勉強は、ただただ「まじめにやればいいー」のかというと、そうでもないのです。

 というのも、簿記の出題パターンはほぼ決まっているために、そのパターン練習と解法習得の繰り返しで、穏当に「合格してしまう」からです。

 不合格となってしまった人は、出題された解法に不慣れだったか、または、演習不足で知らなかったという明白な理由があります。

 簿記とは、記帳処理の手順を勉強するものなので、「決まり」は「決まり」で、そのまま飲み込んでいくしかないケースが多々です。

 ですから、「そういうもの」として、パターン練習と解法習得を続ければ、まず合格圏に入ってしまえる塩梅です。

 簿記2級の合格に、まじめさは必要ですが、はしょれるところはすっ飛ばし、まず「合格に必要なこと」を優先してやっていくことを推奨します。

 うんうん考えながらする試験勉強もよいのですが、パターンと解法をおさえてから、考え込んでも少しも遅くないはずです。

 「合格」という果実を得てから、他の収穫を考えても、少しも遅くありません。

簿記2級の独学合格には、教材の質ありき

 先に述べたように、簿記2級は、出題のパターンと解法の取得を中心とした試験勉強をするのが、合格への一直線です。

 ですから、パターン、解法がしっかりと説明されているテキスト・問題集を買う必要があります。

 実は・・・わたし自身が、学習の際に、あまり「独学」に向いていないテキスト・問題集を買ってしまい、えらい苦労をしたのです。

 商業簿記は何とかなりましたが、工業簿記の方がホントにさっぱりで、ひどく苦しみました。

 経験者は語りますが、自分の能力を過信して、難しくて安いのを買うよりも、たっぷりの解説で少々値の張るテキスト・問題集の方が、よほどにわかるし、挫折も少なく、最短で合格を狙えるように思います。

 独学の一般論として、「安い教材は大概ダメ」なことを、強く!念押ししておきたいと思います。

 まあ、逆を言えば、値段相応の働きしかしない、ってことです。

わたしが、簿記2級に合格できたのは

 結論から言うと、「運がよかった」からです。

 先も言ったのですが、テキストが「説明足らず」のため、工業簿記の方がテンでダメだったのですが、ホントに運良く、解説と図の豊富な過去問を見つけて、パターン演習を繰り課した結果、何とか合格に滑り込んだという次第です。

 加えて、合格率の高い回に当たったというのも、合格の大きな要因であったかと思います。

 工業簿記の方の理解度は、ホント恥ずかしいレベルだったんですが、過去問演習で、何とか、よくわからんけれど、点が取れる状態になれました。

 言うなれば、内容理解はまだまだでも、過去問で出題のパターンと解法さえできているようなら、本試験の問題に何とか戦える、と言う次第です。

 文系の人にとっては、きついものがある工業簿記ですが、わたしのように、繰り返しの繰り返しで凌ぐのも、ベストではないが、現実的な「下手な一手」だと思います。わからんもんは、しゃーないもん。

 ちなみに、簿記2級の序盤に使っていた教材は、中央経済社「新検定簿記講義 」でした。

 700円台と値段が安く、3級のときに使っていた出版社で、エスカレータ式に当該教材を使ったのですが、これが、簿記2級となると、“わたしには向いてません”でした。

 先述したように、説明不足・解説不足のため、工業簿記で座礁しました。

 また、ちなみに、「解説と図の豊富な過去問」とは、TAC(現ネットスクール)の「解きパタ」でした。

 当該ネットスクールの過去問がなければ、合格はなかったと確信してます。

 簿記は、使用するテキスト・問題集で学習の困難度が大きく違ってきます。

 「簿記なんて見たこともやったこともない」という人は、経験者の談に従って、値段は張るが、たっぷりした解説、豊富な図や式が掲載されたテキストを買いましょう。

 同趣旨ですが、問題集と過去問も、解説がたっぷりしたものを買いましょう。

 『簡単』に、『楽』にやるのが、独学のモットーです。

簿記2級は、「独学合格できる」のか、「できない」のかについて

 簿記2級は、「独学で合格できる」と言われますし、実際に合格している人がいます。

 しかし、その一方で、「簿記2級になると独学は難しい」と言う人もいますし、「簿記2級は独学では無理だった」という人もいます。

 わたしは、どちらも真実を突いているように思います。

 というのも、簿記2級は、合格率に結構な「差」がある試験だからです。

 かっこよく言うと、ボラティリティ(Volatility)の高い、変動因子の大きい資格試験が簿記2級なのであります。

 つまり、簿記2級とは、開催された回ごとの出題レベルが大きく異なる試験であり、簡単なときの試験もあれば、ひたすらに難しいときの試験もある、という次第なのであります。

 ま、一口で言えば、不安定なところのある試験なのです。

 ですから、わたしのように、オーソドックスな回に当たれば、さくっと合格してしまう反面、新傾向の問題や難しい出題の不幸な回に当たってしまうと、これまでの努力など吹き飛んで、不合格となってしまうわけです。

 一度、合格率の推移を調べてみてください。

 簿記は、世の会計制度が変われば、世の取引慣行が変われば、世に新しい取引形態が起きれば、それに応じて、内容が変わるものです。

 代表的な例を言えば、企業が「ストックオプション」を創設したら、どう「会計処理」したらいいのか、当然問題になってくるわけですな。

 そして、忘れてはいけないのが、簿記は、足切りのある試験であることも、合格率の不安定さに拍手をかけているように思います。

 新しい傾向の問題が出題され、受験生のほとんどが解けなかった場合、その科目で足切りにひっかかってしまい、他の問題が全問正解でも、不合格になるのが簿記です。

 まあ、しかし、合格率がどえらく落ちた回の後には、“救済”というか、どえらく合格率が高くなって、受験生の40%が受かるときがあります。

 ですから、運悪く落ちても、へこたれることなく受験を続ければ、必ず「スタンダードな出題のやさしい問題の回」に遭遇して、結果的に、独学で合格できるかと思います。がんばってください。

追記1(2006/07/18)

 当時、わたしが受けた簿記2級は過去問演習で十分合格できたのでしたが、最近は試験の難易度が高くなってきたのか、簿記1級レベルの出題がされるそうです。

 それでも、合格率は比較的高めなので、全然対策が取れないということでもなさそうです。

 先も言いましたが、わたくしが簿記2級を受けたときに使った問題集で、一番役に立ったのはTAC(現ネットスクール)の「解きパタ」でした。

 わたしのときは、過去問演習だけで、何とか合格できました。

 しかしながら、昨今の試験状況を教えてもらったところ、過去問だけでは、「ギリギリ」の合格点にしか行けない、とのことです。

 つまり、合格点ギリギリの点数ですので、結果は運賦天賦、運が悪ければ、あと数点でダメという次第です。

 過去問を征服するのは、今でも有効な勉強方法ですが、当該過去問だけでは、演習量に多少の不足感があるとも考えます。

 ですから、過去問の演習に加えて、多少値段の張る会計系専門学校の模試問題集や予想問題集で、追加の問題演習をすることをオススメします。

 とはいえ、それでも、過去問演習の重要性は変わりませんので、まずは第一に、「過去問突破」から、試験勉強を見ていきましょう。

追記2

 上述の雑文には、資料的な価値か記録的な意味しかありませんが、参考にできる方は、そうしてみてください。

 -過去にこうすれば栄えた。今もそのとおりである。この同じ理由から、この先も栄えるだろう。(バビロンのことわざ)

 -過去はこうやって栄えていた。しかし、今はそうではない。それらと違う風にやれば、これからは栄えるだろう。(わたしのもじり)

簿記2級の勉強方法:商業簿記

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