簿記2級を受験するなら、これを機に高品質な電卓に買い換えるほうがよい。工業簿記・原価計算の能率は格段に上がるし、計算ミスが減って無駄な失点を抑えることができる。高品質な電卓への買い替えで合格率は確実に上がる。
結論から言うと、「電卓」の良し悪しが、簿記2級の生命線です。
簿記2級となると、電卓を「打つ量」が桁違いに増えます。
というのも、試験科目に、工業簿記・原価計算があるからで、特に、原価計算では“打ちまくり”となります。
当科目では、大量に計算し、かつ、大量に集計する必要があるので、正確で高速な計算機操作が必須となっています。
加えて、簿記2級となると、試験の難易度が上がるため、失点を極力抑えなくてはなりません。
そう、『計算ミスによる失点』を、どれだけ減らせられるかが、独学合格でキモとなっているのです。難化した昨今の簿記2級は、ムダな失点が、即、命取りです。
結論を言いますが、簿記2級を受験するのであれば、これを機に、高品質の電卓に買い換えることを、強く推奨します。
液晶の見やすさ(→誤読防止)
キーの打ちやすさ(→入力ミス激減)
必要十分な計算機能(→スピードアップ)
計算ミスでイラっとしている方。高品質の電卓を使えば、“計算ミス”は、目に見えて減るはずです。
簿記の勉強において、いい電卓は、「プラス」にこそなれ、損となることはありません。
繰り返しますが、簿記試験においては、計算ミスほど愚かな失点はなく、計算ミスをどれだけ減らせられるかが、独学合格のキモとなっています。
反対に言うと、計算ミスをゼロにできたら、格段に合格できるのです。
↓は、うちで使っていた電卓ですが、いちばん左端がペラペラ電卓で、真ん中・右が高性能系の電卓です。一目で、キーの打ちやすさがわかります。
ちなみに、わたしが簿記2級を受験したときは、いちばん左のペラペラ電卓でした。
当時のわたしは無知で、「高品質の電卓」の存在を知らずに、簿記2級を受験しましたが、まあ、計算ミス由来の失点と、その能率の悪さにイライラしたものです。
運よく合格できたからよかったのですが、合格後、高品質の電卓を使ったときに、まあ、その勝手のよさに愕然としたものです。
経験者は語りますが、100円ショップで売ってるようなペラペラ計算機をお使いの方。
必ず、買い換えましょう。必ず、落ちてから後悔します。必ず、いい電卓を使ったときに、「こんなに楽ができるの?!何だったの、これまでの手間」と、過去を悔やみます。
断言しますが、計算ミスは、電卓が原因です。小さい電卓やペラペラ電卓は、高品質のそれと比べて、絶対的に打ち難いし、見難いです。
よい電卓を買うとは、能率を買うのに他ありません。2千~3千円のお金で1~2点は買えます。
↓は、わたしが現在愛用中のカシオの電卓「DF-120GT」です。
当該電卓で、FP技能士等々の、電卓持ち込み可の試験を受けてきましたが、全く不満なし、です。
高品質の電卓は、簿記2級以降の、簿記1級や建設業経理士、通関士、FP技能士といった資格の試験勉強でも、すごく役に立ちます。
また、いい電卓は、5、6年以上は余裕で使えるので、年換算すれば、電卓代など「ない」も同然です。
値段の分は、必ず取り返せます。
一度いいのを使うと、絶対にペラペラには戻れません。今この機会に、買い換えておくことを、強く推奨します。
なお、簿記用の電卓基準は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」に書いてます。
が、読むのがめんどくさい人は、「売れ筋の電卓は、結局なに?」で選べばいいですが、それすらもカッタルイ人は、わたしが使っている「DF-120GT」を使えばいいでしょう。
なお、手持ちの電卓が、本試験で使えるかどうか不安な方は、「簿記の電卓」を参考ください。
また、電卓の打ち方を、「簿記のコツ-それは計算機」や「計算機打ち方例」で述べてます。「検算のコツ」も知っておくと、磐石です。
簿記2級に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「簿記2級:ブログ記事」をばご参考ください。
また、簿記2級の求人数等を、「簿記2級独学資格ガイド」に挙げていますので、ご高覧をば。
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