シャープの計算機とカシオの計算機との違い

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 シャープの計算機とカシオの計算機との違いを見ていきます。実質的には、シャープ・カシオともに大きな差はありませんが、微妙に違うところが4点あります。「クリア」系統のボタン、「M+」と「M-」のボタン効果、定数計算の表示と操作が違います。

 まず始めに強く言っておきたいのは、シャープの計算機とカシオの計算機には、そう大きな機能差はないという点です。

 ですから、計算機を選ぶ際は、シャープか?カシオか?という「メーカー」の観点で悩まなくてもいいです。「そんなに変わらないから」です。

 さらに、言ってしまえば、「同じメーカー製の計算機であっても、型式や型番によって大きな機能差」があるので、たとえば、家庭用の計算機と実務用の計算機では、天と地ほどの機能差があるので、メーカー間比較には大きな意味がないのです。

 「比較」は「個別の計算機」で行わないと、実際わからないです。

 ですから、メーカー云々を考えるよりも、個々の計算機が自分の必要を満たしているかどうかの方に、考える比重を置くべきです。

 ぶっちゃけ、わたし自身、「どっちでもいーよ」派でした。今はカシオを使ってますが、じゃあ、シャープはもう使わないのかと言うと、そうでもないなーという次第です。

 要は、どのメーカー製でも、「機能の有無」です。

 加えて、最終的には、どのメーカーの計算機でも、「慣れ」が肝腎になってきます。逆を言うなれば、「慣れてない」と、シャープだろうがカシオだろうがうまく使えないという塩梅で、もっと逆を言えば、慣れたらどのメーカーでもそこそこ使えます。

 ま、こんな次第なので、それほど「メーカー差」にこだわる必要がない、というのが、シャープとカシオの両方の計算機を使う者の意見です。

 ま、仮にです、両メーカーの計算機に大きな「違い」があるとしたら、そこには「淘汰」が発生するわけで、数十年も使われ続ければ、市場はどっちか片方の計算機に収斂したはずです。しかし、淘汰が起きてないってことは、「実質的に両メーカーの計算機に遜色がない」ことを証明しているように思います。

 同じならば、選別は働きません。

 ま、こんな次第で、両計算機とも機能的には「殆ど一緒」なのですが、違ってくるところもあるので、以下、参考までに見て行きたいと思います。

 なお、比較対照としたのは、シャープの「EL-339M」と、カシオの「DF-120GT」です。

   

定数計算の表示-シャープの計算機とカシオのそれと違うところ1

 さて、シャープの計算機とカシオのそれとの「違い」を見ていきます。

 「殆ど差はない」んだけれども、それでもある「違い」の中で大きな違いは、「定数計算」の表示です。

 定数計算とは、同じ数を足したり引いたり掛けたり割ったりする計算です。

 両計算機ともに、定数計算機能は付いています。しかし、表示が大きく異なります。

 カシオでは、「定数計算」中であることが液晶で示されます。

 具体的に言うと、「+-*/」の四則演算のボタンを2回押すと、定数加算なり定数減算なり定数乗算なり定数除算をしている「K」が液晶に表示されるのです。

 下の写真は「1.05」と入力した後で、「*」を2回押して「定数乗算モード」になったときの表示です。

 

 このため、操作者の混乱が、かなり少ないのです。小学生でも「いま、何の計算をしているか」わかるはずです。

 しかし、一方のシャープの計算機の場合、定数計算をしているときには、これといった表示がありません。ですから、「慣れない内」は、とてもまごつきます。

 以上、シャープとカシオの違いのうち、「定数計算のときに、カシオは「K」と液晶表示されるが、シャープではそういった表示がない、でした。

定数計算の操作-シャープの計算機とカシオのそれと違うところ2

 シャープの計算機とカシオのそれとでは、定数計算の操作が違います。

 先も言ったように、カシオでは、「+-*/」の四則演算のボタンを2回押せば、「定数計算モード」になります。

 当該操作は、足し算だろうが、引き算だろうが、掛け算であろうが、割り算であろうが同じで、「++」「--」「**」「÷÷」とキーを2回押すだけなのです。

 しかし、これがシャープの計算機となると、微妙に違ってきます。

 シャープの計算機では、「足し算は+=と押すが、引き算では-だけでいい」とか、掛け算の定数乗算ではちょっぴり操作が違うといった、「ばらつき」があるのです。

 これが結構な混乱の元でして、「定数計算」自体、そうそうにする計算ではないので、忘れてしまって往生する場面がありました。

 個人的に、「定数計算」については、カシオの単純明快+操作の統一性を推したいと思います。

 ホントに「2回押し」なので、小学生でも一度説明されれば、感覚的に計算ができると思います。

「M+」と「M-」の効果-違うところ3

 まず、メモリ自体の機能は、シャープの計算機もカシオの計算機も同じです。

 しかし、「M+」と「M-」のボタンの効果が違うときがあります。

 その違いとは、メモリ機能に「=」が付加されているかどうか、です。

 わたしの今のカシオの計算機(DF-120GT)の「M+」には、「=」が付加されていて、「M+」を押すと当該計算結果がメモリのデータに加算され、加えて、「=」が同時に押されたことになるので、「GT」上のデータにも加算されます。

 一方のシャープの計算機(EL-339M)には、「M+」に「=」が付いていないので、自分で「=」を押さない限り、「GT」の集計に加算されません。

 (何をそんなに、仰々しく言っているんだ?)と狐に説法されている気分になった人もいるかと思いますが、意外にこの「=」の有無は、計算機のメモリ計算やGT計算に慣れると、入力の仕方や順番が変わってくるので、大きな問題となるのでした。

 ま、「慣れたら仕舞」の問題ですので、こういう「違い」もあるんだな、程度で押さえておきましょう。

 未確認なのですが、上記のメモリの違いは、「メーカーの差」というよりも、「計算機の型式・型番の差」のようです。つまり、同メーカーの計算機でも、メモリのボタン効果が異なる、「=」が付いていたり付いていなかったりする、という塩梅です。

 ま、わたしの計算機事情では、こうしたメモリボタンの違いがあって「アレレ」と来たので、記録として残しておきたいと思います。

クリア系統-違うところ4

 クリア系統とは何かと言うと、各クリアキーのことです。

 クリア系統の表記とボタン効果が、シャープの計算機とカシオの計算機は、何気に違っています。

 以下はややこしいので、読み飛ばしてもらっても構いません。

 まず、シャープの「CA=くりあおーる?」キーは、電卓内のすべてのデータを消します。「ゴハサン」キーとも言われています。当該キーは、カシオでは「リセット」と表記されています。しかし「リセット」キーは、カシオ製のすべてに付いているのかというとそうではなく、わたしのカシオ製計算機(DF-120GT)には、「リセット」キーがないのでした。

 カシオ計算機には、「AC=おーるくりあ?」なるキーがあります。このキーは、メモリに保存されている計算結果は残して、その他のデータは消去する、という塩梅です。シャープには、こうした機能を持つキーはありません。

 シャープには「C」というキーがありますが、このキーは、メモリのデータとGTの計算結果を残して、その他の計算結果を消去するキーです。一方のカシオには、こうしたキーはありません。

 シャープでは「CE=くりあえんとりー」と表記され、カシオでは「C」と表記されるキーには、「入力した数字のみ」を消す効果があります。打ち間違いのときに押します。

 シャープは、「GT」キーを2回押すと、GTの計算結果だけを消去できますが、カシオには、そういう機能がありません。

 ほんと、ややこしくて、実物がないとどうにも理解のしようがないことですが、こんな風に、クリアキーの表記と効果が、シャープとカシオでは違ってくるという次第でした。

結論「違い」は、計算機購入の「差」にならない。

 最初からいっているように、カシオとシャープの計算機に巨大な「差」はありません。

 定数計算等に違いがありますが、「慣れ」たらどうってことはありません。

 言ってしまうと、「シャープだから受かりやすい!」とか「カシオだったから受かった!」てなことはありません。

 ですから、「違い」を気にするよりも、「予算」や「計算機の機能」「計算機の大きさ」等に注目して、計算機を選べばいいでしょう。おそらく、機能や大きさの違いの方が、「使用者であるわたしたち」にとっては切実です。

 ホント、日数計算や時間計算があると何かと便利です。そう使いませんが。

 ま、こういう塩梅ですので、計算機を選ぶ際は、そうメーカーにこだわることなく、「自身の用途と使い勝手」を最優先してご購入ください。

 なお、蛇足ながら言いますと、計算機をいったん買うと最低3年、通常5年、下手をしたら10年以上使うことになります。ですから、少々の“値段”の差など無視して、高機能でいいなーと思うものを買いましょう。

 使用年数で割ると、数千円単位の差など意味はありません。おそらく、何円で買ったかすら忘れることでしょう。でも、「機能」と「使い心地」は残るのです。

 『いい物を買って長く使う』が一番割りのいい買い物で、バビロンの時代からの真理です。

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