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簿記3級は、独学でも十分に合格できる資格です。商業簿記がメインなので勉強方法としては、仕訳の原則や帳簿の意味、取引の諸要素をおさえ、勘定科目を記憶すれば十分に合格できるでしょう。
はっきりいって、簿記3級を受けるくらいならば2級を受けた方がいいです。
2級と3級の違いは、商業簿記がすこぅし難しくなる点と、理数系ならスラスラわかるが、文系だと誰もが不得意な「工業簿記」が追加されるくらいです。
工業簿記にて多少はひどい目に遭いますが、それでも、独学で合格できないわけではないので、穏当に大丈夫です。
ひどい目といっても、工業簿記は、過去問で「パターン学習」をしておけば、合格圏を伺うことができます。
そう、文系の得意技である「読書百篇」ならぬ「繰り返し」さえやっておけば、工業簿記でも点を稼げて合格できるのであります。
わたしは、工業簿記が苦手で、最後までしっくり来ませんでしたが、それでも合格したので、多分「そういう」ものなのでしょう。
ま、こんな次第ですので、同じ手間をかけようと思うのなら、わたしのように「3級」の受験を飛ばして、「2級」の方に行ったほうがよいかと思います。
個人的には、就職を控えていたり、仕事上の理由で、何が何でも「簿記」の資格を取っておかないといけないという人以外は、3級のテキストを読んだら、2級に進んだ方がよいかと思われます。
そっちの方が、よほどいい勉強になるでしょう。ギギギと歯軋りすること請け合い。
簿記3級は、1週間あれば合格できるでしょう。
まあ、不安な人や慎重な人は、1ヶ月ほどの時間を見ておいてみてください。合格後は、十分だったな~と思われることでしょう。
1週間というのは、誇張ではありません。1週間もあれば、簿記の肝心要のところを身に付けられるからです。
おそらく、簿記3級を勉強しようとする方は、「簿記」とは初遭遇でしょう。
わたしもそうだったのですが、遠くから見ると、簿記というのは、ただひたすら数字が並べられており、全くチンプンカンプンで少しも意味がわからないように思います。メソポタミアって感じがします。
実は、「簿記3級が簡単に取れる」というのは、簿記を知らない人にとって、簿記が物凄く難しく見えることの裏返しでもあるのです。
簿記というのは、ある体系(仕訳)によって作られたものであって、その体系(仕訳)を知らないと、全く、何もかもわからないものなのです。
経験者は語るのですが、ずうーーと経理や会計というものがお化けのように見えていたのですが、簿記の体系(複式簿記の仕組みと仕訳)がわかっちゃうと、「なあーんだ」になってしまうのです。配偶者みたいなもんですね。
当該簿記の体系の最も原理的な部分を学ぶのが「3級」でして、逆を言うと、その原理さえつかんでしまえば、余裕の要之助になってしまう塩梅です。
逆にいえば、わかるわけがないのです。違う言語体系の人と会話をしても、最初は意思が疎通できないのと同じで、簿記とは、違う言葉の世界の出来事なのです。
先述しましたが、会計や帳簿がわからないというのも、それは仕方がない、としか言いようがありません。簿記は、天然自然にわかるものではありません。
それは、「仕訳の8要素」に基づいた記帳のしくみを、「知らない」からです。簿記の幾つかの原則を知らないがゆえに、数字がモヤモヤとしているのです。つまり、わたしたちは逆に、それを知りさえすればいい、という寸法です。
ある原則にもとづいた体系が「簿記」で、それを紙の上に展開・記録したのが「帳簿」で、それを決算書などの諸様式にまとめたのが「会計」です。
それらの最も根底を為しているのが下に述べる「仕訳の8要素」です。
逆を言えば、この「仕訳の8要素」がわかっていないと、簿記・会計・帳簿はもとより、テキストの後ろのページのことさえ、何もできないし、わかりません。ここが、簿記の最も基本なところで、肝のところです。
| 左側(借方) | 右側(貸方) | |||
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↑これを丸暗記するだけで、簿記3級の理論の勉強はほぼ終わりです。
わたしは、「仕訳の8要素」を暗記してからようやく、簿記や会計といったものの霧が晴れました。
ま、兎にも角にも、当該「仕訳の8要素」だけは、ぎっちぎっちに脳みその中に詰め込んでおきましょう。騙されたと思って、諳んじるまで憶えてしまってください。
「仕訳の8要素」には、個々にいろんな理論的根拠や理屈があるようですが、それを理解するよりも、丸々記憶した方がはやいです。
簿記3級の勉強は、この表を記憶したら、あとは勘定科目や仕訳のやり方を憶えるだけですので、作業の7割は終わったも同然です。
商業簿記の科目は、上記仕訳さえしっかり切れるようになれば、問題はありませんな。簿記3級の商業簿記は、ただしく仕訳が切れるか切れないか、だけですね。
中途半端に、あれー売掛金は資産項目だったかなあ、なんて考えるようじゃダメです。
売掛金と聞いた時点で、即、条件反射的に、仕訳が切れるようになっておきましょう。
「愛してる?」と唐突に聞いても、「愛してるよ!!」とビックリマークまで表現できるくらいにまで即答できないようなら、まだまだ支配が及んでいないのと、同様の事態です。Yessir!(イェッサー!)のレベルです。
逆を言えば、「愛してる?」と唐突に聞かれても、「愛してるよ!!!」と脈がピクリともせず反射・反応できるくらいに、自分をトレーニングしておかないと、浮気ができないのと同様の寸法です。あたふたは未熟の証拠。
わたしが思いますに、簿記3級はコストも安いし、勉強期間は短く拘束もそれほどでないが、得るものは多い、良い資格だと思います。
簿記3級を勉強することで、ファイナンシャルプランナー・税理士等の新しい資格が視野の範疇になったり、株式投資までいろんな世界が広がります。
ちなみに、親戚や近所の餓鬼には「簿記の勉強しとけよ~はやいうちに~」とアドバイスしています。ホント、下手な社会見学より、視野は広がります。
ちなみに、いくら簿記3級が簡単といっても、テキストを読んだだけで受かるものではありません。きちんと、愚直に、電卓を叩かない限り合格できませんので、あしからずです。
この簿記3級、小学生でも合格はできます。しかし、それは、やる気があればの話。いい歳をした現役の大学生でも、やる気がないと落ちます。
簿記3級の最大の敵は、「慢心」と「舐め」にあるのでご留意ください。
わたしは、3級を受けず一気に2級を受けましたので、厳密な意味で合格はしていませんが、テキスト読む→問題集をさっとやる→ざっと済ませてから2級進む、てな感じでした。
テキストと問題集を「同時にやる」のがわたしのやり方でして、テキストを読んだら、それに該当する問題を解いて、定着を図りました。(今でもこのやり方は続いています。)
わからないところがあっても放置しました。だって、どのみち、2級でやるかもしれないからです。
簿記3級の勉強は、簿記の実感を掴む程度にして、2級に進みました。
使用した教材は、最も安かった中央経済社の新簿記検定講義。
しかしこれは、説明不足も多々あるので、万全を帰したい人や、とりあえずは簿記3級に合格して、自分の足元を固めたい人は、値段は張りますが、ネットスクールの「とおるシリーズ」
テキストと問題集でそろえれば、独学の環境としては、十分過ぎるかと思います。
ま、(とりあえずやってみたらいいじゃんー)という、わたしのような猪突猛進系でオッチョコチョイな人は前者を、敵より絶対的な戦力差を設けてから戦い始める、手堅くて慎重な要塞司令官タイプの人は、後者でやってみてください。
ちなみに、簿記3級レベルの知識があると、「よくわかる!決算書」といった書籍や雑誌にだまされにくくなりますw
よく、こんな3級レベルのものに毛が生えた雑誌にこんな値段とるのぅ、と。
上述の雑文には、資料的な価値か記録的な意味しかありませんが、参考にできる方は、そうしてみてください。
-過去にこうすれば栄えた。今もそのとおりである。この同じ理由から、この先も栄えるだろう。(バビロンのことわざ)
-過去はこうやって栄えていた。しかし、今はそうではない。それらと違う風にやれば、これからは栄えるだろう。(わたしのもじり)
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