本問は、「人体」の「感覚器系に現れる副作用」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「コリン作動成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇する。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「コリン作動成分」のところです。
正しくは、「抗コリン成分」です。
手引きには…、
「抗コリン作用がある成分54が配合された医薬品によって眼圧が上昇し(急性緑内障 発作)、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下を来すことがある。」
…とあります。
「医薬品」で学んだ抗コリン成分の性質を思い出してくださいね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「コリン作動成分」は、ちょろっとしか出ないので、押さえなくていいですが、不安な人は、「」を一読願います。
選択肢bの「眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔 吐等の症状が現れることがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「眼圧の上昇に 伴って、頭痛や吐きけ・嘔 吐等の症状が現れることもある。高眼圧を長時間放置すると、視 神経が損傷して不可逆的な視覚障害(視野欠損や失明)に至るおそれがあり、速やかに眼科 専門医の診療を受ける必要がある。」
…とあります。
全文を押さえておくべきですね!
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「高眼圧を長時間放置しても、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害に至ることはない。」ですが、誤った記述です。
んなーこたないですね。選択肢bの解説を参照してください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「瞳の拡大(散瞳)を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転 操作を避けなければならない。」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。
「感覚器系に現れる副作用」の「その他」からの出題です。
手引きには…、
「医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩 しさや目のかすみ等の副作用が現れ ることがある。眠気と同様に、そのような症状が乗物や機械類の運転操作中に現れると重大 な事故につながるおそれがあるので、散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を 使用した後は、そうした作業は避けなければならない。」
…とあります。
あんまり出ない記述ですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
「瞳の拡大(散瞳)」のところは、注意してください。縮瞳とかに変えられますよ!
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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