登録販売者 東京都 過去問+解説 令和7年度(2025年度)第39問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「循環器系に現れる副作用」についての問題です。難しいところはありません。ほぼ取れるはずです。

東京都 第39問‐循環器系に現れる副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳 とピンク色の痰 などを認めた場合は、うっ血性 心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。」ですが、正しい記述です。

 「うっ血性 心不全」の正しい記述です。

 キーワードの「ピンク色の痰」とかで判断しましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる疾患のことで ある。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の記述は、「不整脈」のものですね。

 「うっ血性心不全」ですが、「全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、 肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い 医薬品を使用してはならない。」ですが、正しい記述です。

 そらそーでしょという選択肢です。

 「その他」からの出題です。

 手引きには…、

 「高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす 可能性が高い医薬品を使用してはならない。また、使用禁忌となっていなくても、使用しよ うとする人の状態等に応じて使用の可否を慎重に判断すべき医薬品は、使用上の注意の「相 談すること」の項で注意喚起がなされている」

 …とあります。

 不安な人は、テキストで確認しておきましょう。

 参考:

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「 不整脈の発症リスクは、代謝機能の低下によって高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用 薬との相互作用等に留意するべきである」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「代謝機能の低下によって発症リスクが高まる ことがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。特 に、高齢者において、そのような配慮が重要である。」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:消化器系

 22問:肝臓と胆嚢

 23問:呼吸器系

 24問:循環器系

 25問:血液及びリンパ系

 26問:泌尿器系

 27問:目

 28問:鼻及び耳

 29問:外皮系

 30問:骨格系及び筋組織

 31問:脳や神経系の働き

 32問:有効成分の吸収

 33問:有効成分の代謝・排泄

 34問:剤形

 35問:全身的な症状の副作用

 36問:精神神経系の副作用

 37問:消化器系の副作用

 38問:呼吸器系・消化器系に現れる副作用

 39問:循環器系に現れる副作用

 40問:感覚器系に現れる副作用

令和7年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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