登録販売者 東京都 過去問+解説 令和7年度(2025年度)第31問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「脳や神経系の働き」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

東京都 第31問‐脳や神経系の働き

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う自律神経系と、消化管の運動や血液の循 環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う体性神経系に分類される。」ですが、誤った記述です。

 逆になってますね。

 随意運動、知覚等を担うのが、体性神経系です。

 無意識に働いている機能を担うのは、自律神経系ですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「脳は、延髄を介して脊髄とつながっており、延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼 吸中枢等がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 選択肢の太文字部分、他県でよく問われるので、チェックしておきましょう。延髄が脊髄に変えられますよ。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「膀胱 は、交感神経系が活発になると排尿筋の収縮が起こり、排尿が抑制される。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「交感神経系」のところです。

 正しくは、「副交感神経」です。

 トイレ休憩という言葉あるように、休憩の時は、副交感神経ですね。

 

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、アセチルコリンである。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリン であり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。 ただし、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的にアセチルコリンが伝達物質として 放出される」

 …とあります。

 このあたり、ややこしいです。突っ込んだ出題があってもいいように、「アポクリン腺・エクリン腺(外皮系) 」を参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:消化器系

 22問:肝臓と胆嚢

 23問:呼吸器系

 24問:循環器系

 25問:血液及びリンパ系

 26問:泌尿器系

 27問:目

 28問:鼻及び耳

 29問:外皮系

 30問:骨格系及び筋組織

 31問:脳や神経系の働き

 32問:有効成分の吸収

 33問:有効成分の代謝・排泄

 34問:剤形

 35問:全身的な症状の副作用

 36問:精神神経系の副作用

 37問:消化器系の副作用

 38問:呼吸器系・消化器系に現れる副作用

 39問:循環器系に現れる副作用

 40問:感覚器系に現れる副作用

令和7年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

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