本問は、「人体」の「血液及びリンパ系」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「標高の高い土地での生活や重度の喫煙など、酸素が少ない環境で長期間過ごすと、血液中の赤血球の割 合が減少する。」ですが、誤った記述です。
「注記」からの出題です。
間違っているのは、「」のところです。
手引きには…、
「標高の高い土地での生活や重度の喫煙など、酸素が少ない環境で長期間過ごすと、血液中の赤血球の割合が増加する」
…とあります。
この「注記」が出たのは、初かと思います。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、目だけは通しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「血漿 中のアルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成し、それらが血液によって運ばれ るときに代謝や排泄 を受けにくくする。」ですが、正しい記述です。
「アルブミン」の正しい記述です。
手引きには…、
「アルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血 漿 成分が血管から組織中に漏れ出るのを防 ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によ って運ばれるときに代謝や排泄 を受けにくくする」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「血液の粘稠 性は、主として血中脂質量で決まり、血 漿 の水分量や赤血球の量はほとんど影響を与え ない。」ですが、誤った記述です。
「逆」ですね。
手引きには…、
「脂質(中性脂肪、コレステロール等)は、血 漿 中のタンパク質と結合してリポタンパク 質を形成し、血 漿 中に分散している。なお、血液の粘 稠 性は、主として血 漿 の水分量や 赤血球の量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない」
…とあります。
脂っこいものを食べても、血中脂質量は変わらんってことですね。
常識系の記述はよく出ます。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「リンパ球は、血液中の白血球の中で最も数が多く、白血球の約60%を占め、血液のほかリンパ液にも 分布して循環している。」ですが、誤った記述です。
選択肢の説明は、「好中球」のものです。
選択肢の言う「リンパ球」は、「白血球の約1/3を占め、血液のほかリンパ液にも分布して循環し ている。リンパ節、脾 臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識 したり(T細胞リンパ球)、それらに対する抗体(免疫グロブリン)を産生する(B 細胞リンパ球)。」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢5の「リンパ液の流れは、主に平滑筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「平滑筋」のところです。
正しくは、「骨格筋」です。
手引きには…、
「リンパ 系には心臓のようにポンプの働きをする器官がなく、リンパ液の流れは主に骨格筋の収縮に よるものであり、流速は血流に比べて緩やかである」
…とあります。
平滑筋って内臓とかの筋肉ですよねー。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
「5」は「誤」です。
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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