26問‐関西広域連合 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤・生薬（解熱・鎮痛）」についての出題です。漢方処方製剤の選択肢が２つ、生薬の選択肢が１つあります。しかし、定番の論点ばかりです。難しいところはありません。

26問‐漢方処方製剤・生薬（解熱・鎮痛）

　

　（クリックして拡大。）

難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢a

　選択肢aの「桂枝加朮附湯は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりな どがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧傾向のあるものに適すとされる。」ですが、誤った記述です。

　「桂枝加朮附湯」ですが、虚実は、「体力虚弱」です。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

　なお、「体力虚弱」の漢方処方製剤は、そう数がないので、「体力虚弱」でまとめて憶えてしまいましょう。

　んで、選択肢の「体力中等度で、慢性に経過する頭痛」ウンヌンの漢方処方製剤は、「釣藤散」です。

選択肢b

　選択肢bの「芍薬甘草湯は、筋肉の痙攣や腹痛、腰痛といった症状があるときのみの 服用にとどめ、連用は避ける。」ですが、正しい記述です。

　「芍薬甘草湯」の正しい記述です。

　選択肢の言うように、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用は避ける」です。

　これは、「適正使用」でも出るので、「連用しない各種」でチェックしておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

　蛇足ですが、「芍薬甘草湯」は、「まれに重篤な副作用」が頻出論点です。

　手引きには…、

　「肝機能障害のほか、間質性肺炎、鬱血性心不全や心室頻拍を生じることが知られており、心臓病の診断を受けた人では使用を避ける必要がある」

　…とあります。ガチで押えておきましょう。

選択肢c

　選択肢cの「シャクヤクは古くから「熱さまし」として用いられ、エキスを製剤化した 製品には、「感冒時の解熱」の効能・効果がある。」ですが、誤った記述です。

　「熱さまし」として使われてきたのは、「ジリュウ」です。

　「シャクヤク」は、「鎮痛鎮痙作用、鎮静作用を示し、内臓の痛みにも用いられる」です。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

　なお、選択肢後半の「エキスを製剤化した 製品には、「感冒時の解熱」の効能・効果がある」ウンヌンは、正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。

選択肢d

　選択肢dの「生薬成分が解熱又は鎮痛をもたらす仕組みは、化学的に合成された成分 と異なるものと考えられている」ですが、正しい記述です。

　正しい記述です。テキストを精読した人なら、判別できたと思います。テキストで確認しておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

答え

　「a」は「誤」です。

　「b」は「正」です。

　「c」は「誤」です。

　「d」は「正」です。

　「正しい組み合わせ」は…、

　正解：5

　さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

　>>> 次の問題へ。

医薬品

　21問：かぜ（かぜ症候群）

　22問：かぜ薬（総合感冒薬）

　23問：漢方処方製剤（かぜ）

　24問：解熱鎮痛薬

　25問：解熱鎮痛成分の副作用

　26問：漢方処方製剤・生薬（解熱・鎮痛）

　27問：眠気を促す薬

　28問：眠気防止薬

　29問：乗物酔い防止薬

　30問：漢方処方製剤・生薬（疳）

　31問：呼吸器官の一般用医薬品

　32問：口腔咽喉薬及びうがい薬

　33問：生薬（鎮咳去痰）

　34問：胃に作用する薬

　35問：止瀉薬

　36問：漢方処方製剤（胃腸）

　37問：瀉下薬

　38問：胃腸鎮痛鎮痙薬に

　39問：浣腸薬

　40問：高コレステロール改善薬

　41問：漢方処方製剤（三黄瀉心湯） ）

　42問：外用痔疾用薬

　43問：漢方処方製剤（婦人薬）

　44問：鼻炎用内服薬

　45問：スプレー式鼻炎用点鼻

　46問：眼科用薬

　47問：スルファメトキサゾール含有の点眼薬

　48問：皮膚に用いる薬

　49問：創傷への対応

　50問：外皮用薬

　51問：毛髪用薬

　52問：歯槽膿漏薬

　53問：禁煙補助剤

　54問：生薬（滋養強壮保健薬）

　55問：滋養強壮保健薬

　56問：漢方処方製剤

　57問：漢方処方製剤（肥満症）

　58問：消毒薬

　59問：殺虫剤・忌避剤

　60問：一般用検査薬

令和3年度 関西 科目別

　弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

　・令和3年度 インデックス

　・医薬品に共通する特性と基本的な知識（第1～第20問）

　・主な医薬品とその作用（第21～第60問）

　・人体の働きと医薬品（第61～第80問）

　・薬事に関する法規と制度（第81～第100問）

　・医薬品の適正使用と安全対策（第101問～第120問）

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

　登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

　興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。

　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

★みんなとシェアする

△