本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤(三黄瀉心湯) )」についての問題です。ガチの知識問題なので、知らないと解けません。何回もテキストを読んで、キーワードを押えておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつか え、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、 頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされる。」ですが、正しい記述です。
「三黄瀉心湯」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「構成生薬としてダイオウを含む」ですが、正しい記述です。
「三黄瀉心湯」の構成生薬は、「ダイオウのみ」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)では、激しい腹痛を伴 う便秘の副作用が現れやすいとされる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「便秘の副作用」のところです。
正しくは、「下痢等の副作用」です。
先に見たように、ダイオウ入りなので、このダイオウが効き過ぎて、下痢になるってな寸法です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「鼻血の適応に対して用いる場合には、症状の改善がみられるまで、比較的 長期間(1ヶ月位)服用が必要である」ですが、誤った記述です。
数字が違います。「三黄瀉心湯」は、3つの数字があるので、注意してください。
手引きには…、
「鼻血に用いる場合には、漫然と長期の使用は避け、5~6回使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談がなされるなどの対応が必要である。」
「痔出血、便秘に用いる場合も同様に、漫然と長期の使用は避け、1週間位使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談がなされるなどの対応が必要である。」
「その他の適応に対して用いる場合には、比較的長期間(1ヶ月位)服用される」
…となっています。
選択肢の場合、「鼻血」なので、「5~6回」の使用が目処となります。
今後の定番となりそうなので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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