44問‐関西広域連合 過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「医薬品」の「鼻炎用内服薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
44問‐鼻炎用内服薬
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「眠気が促される成分は配合されていない。」ですが、誤った記述です。
成分一覧には、「抗ヒスタミン成分」の「クロルフェニラミンマレイン酸塩」があります。
手引きには…、
「抗ヒスタミン成分によりヒスタミンの働きが抑えられると眠気が促される。」
「重大な事故につながるおそれがあるため、抗ヒスタミン成分が配合された内服薬を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避けることとされている」
…とあります。
「適正使用」の「運転操作しない」の論点でもあります。ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢b
選択肢bの「目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれるおそれがある成分が 配合されている」ですが、正しい記述です。
成分一覧には、「抗コリン成分」の「ベラドンナ総アルカロイド」があります。
「抗コリン成分」の副作用には、排尿困難、目のかすみや異常な眩しさ、頭痛、眠気、口渇、便秘等があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「排尿困難が現れることがある成分が配合されている」ですが、正しい記述です。
先に見たように、「抗コリン成分」の「ベラドンナ総アルカロイド」があるほか、「アドレナリン作動成分」の「プソイドエフェドリン塩酸塩」があります。
「プソイドエフェドリン」は、自律神経系を介した副作用として、めまいや頭痛、排尿困難が現れることがあります。
よく出る成分なので、テキストを１０回は、精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢d
選択肢dの「医療機関でセレギリン塩酸塩等のモノアミン酸化酵素阻害剤が処方され て治療を受けている人は、使用を避ける必要がある成分が、配合されている」ですが、正しい記述です。
該当する成分は、「プソイドエフェドリン塩酸塩」です。
当該プソイドエフェドリン塩酸塩には、小難しい語句の禁忌があり、「セレギリン塩酸塩等のモノアミン酸化酵素阻害剤が処方されて治療を受けている人」も、その１つです。
他県で正面から問われたことがあります。ガチ暗記は無用ですが、プソイドエフェドリンの固有論点のため、極力、押えておきましょう。
参考：相談すること 基礎疾患３
なお、手引きを抜粋すると…、
「パーキンソン病の治療のため医療機関でセレギリン塩酸塩等のモノアミン酸化酵素阻害剤が処方されて治療を受けている人が、」
「プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された鼻炎用内服薬を使用した場合、体内でのプソイドエフェドリンの代謝が妨げられて、副作用が現れやすくなるおそれが高く、使用を避ける必要がある。」
「一般用医薬品の販売に従事する専門家おいては、プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された鼻炎用内服薬の購入者等に対して、その医薬品を使用しようとする人がモノアミン酸化酵素阻害剤で治療を受けている可能性がある場合には、」
「治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に事前に確認するよう説明がなされることが重要である。」
…となっています。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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