本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛薬」についての出題です。小難しい選択肢が2つほどありますが、テキストレベルの問題です。テキストを精読して、全選択肢が解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「解熱鎮痛薬の効果は、一部の漢方処方製剤を除き、痙攣性の内臓痛には、 期待できない。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「月経痛(生理痛)は、月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっていることから、解熱鎮痛薬の効能・効果に含まれている」
「が、腹痛を含む痙攣性の内臓痛は発生の仕組みが異なるため、一部の漢方処方製剤を除き、解熱鎮痛薬の効果は期待できない」
…となっています。
ガチ暗記は無用ですが、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「アセトアミノフェンは、解熱鎮痛作用の他に、血液を凝固しにくくさせる 作用があるため、医療用医薬品の血栓予防成分としても用いられている」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「医療用医薬品の血栓予防成分として」ですが、これは、「アスピリン」などです。
定番なので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、当該「血液を凝固しにくくさせる作用」の論点ですが、「適正使用」でも、出ます。
「アスピリン、アスピリンアルミニウム、イブプロフェン」は、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避ける」となってます。
参考:使用しない 女性系
選択肢cの「解熱鎮痛薬は、なるべく空腹時を避けて服用することとなっている場合 が多く、また、服用期間中は、飲酒は避けることとされている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
これは、「適正使用」の論点でもあります。
「飲酒しない」をチェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
まあ、酒と薬の併用はダメと、常識的に判断できるかと思います。
選択肢dの「プロスタグランジンは、脳の下部にある体温を調節する部位(温熱中枢) に作用して、体温を通常よりも下げる方向に調節する」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「体温を通常よりも下げる方向に調節する」のところです。
正しくは、「体温を通常よりも高く維持するように調節する」です。
最近、他県においても、当該「プロスタグランジン」の仕組みが問われており、1問丸ごとで問われるケースもあります。
面倒でヤヤコシイ論点なので、捨ててもいいですが、余裕があれば、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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