水酸化アルミニウムゲルは、「精神神経に作用する薬」の「解熱鎮痛薬」の「制酸成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「胃酸を中和する成分(制酸成分)」
「解熱鎮痛成分(生薬成分を除く。)による胃腸障害の軽減を目的として、」
「ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲル、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等の制酸成分が配合されている場合がある。」
「なお、この場合、胃腸薬のように、胃腸症状に対する薬効を標榜することは認められていない。」
…と、相なります。
なお、「かぜ薬」の「制酸成分」の「水酸化アルミニウムゲル」とほぼ同じで「解熱鎮痛成分による胃腸障害の軽減を目的」です。
「Ⅲ-1(胃の薬)」に準用規定があります。
「胃腸に作用する薬:乾燥水酸化アルミニウムゲル」も、参考にしてください。
当該成分のメインの出題は、こちらです。
ご存じのように、「水酸化アルミニウムゲル」は、「解熱鎮痛薬」の「制酸成分」として登場します。
市販薬には、「カイゲン感冒カプセル「プラス」 36カプセルや「バファリンプレミアム 40錠」などがあります。
さて、当該「制酸成分」ですが、「解熱鎮痛薬」での出題実績は、あまりありません。
優先順位は、「ふつう」です。
水酸化アルミニウムゲルは…、
① 解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減するために、ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲルが配合された解熱鎮痛薬もある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減するために、ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲル、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどが配合された解熱鎮痛薬もある」ですが、正しい記述です。
解熱鎮痛薬の制酸成分には、選択肢にあるように、ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲル、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどがあります。
制酸成分のガチ暗記は、無用ですが、テキストを何回も目を通しておきましょう。成分が変えられたときに、鼻が利くようになります。
よって、①は、「○」となります。
なお、試験戦術的なこと言うと、これまで試験で、本問のような成分の羅列があったときに、その挙げられたものが変えられたことは、“ほとんど”ありません。
たとえば、「解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減するために、ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、“乳酸カルシウム”、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどが配合された解熱鎮痛薬もある」といった出題は、ほとんどないってな塩梅です。
ですから、先の成分をガチ暗記する必要は、ないです。
なお、「乳酸カルシウム」ですが、「胃腸に作用する薬」の「吸着成分」です。
水酸化アルミニウムゲルの「解熱鎮痛薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
水酸化アルミニウムゲルは、解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減するために配合される。
解熱鎮痛薬は、制酸成分が配合されていても、胃腸症状に対する薬効を標榜することは、認められていません。
このあたりのことが頭に入れば、本試験では、だいたいの選択肢は判別できるはずです。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「カイゲン感冒カプセル「プラス」 36カプセル」や「バファリンプレミアム 40錠」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「解熱鎮痛薬」の他の「制酸成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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