乳酸カルシウムは、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「吸着成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「吸着成分」
「腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として、」
「炭酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、天然ケイ酸アルミニウム、ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム等が配合されている場合がある。」
「同様の作用を期待して、カオリンや薬用炭などの生薬成分も用いられる。」
…と、相なります。
ご存じのように、「乳酸カルシウム」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「吸着成分」に登場します。
市販薬には、「 【第3類医薬品】パンシロンビオリズム健胃消化整腸薬 84錠 」などがあります。
当該成分は、ほとんど試験に出ませんが、マイナー成分が正面から出るようになっているので、見てはおくべきです。
優先順位は「ふつう」です。
当該成分は…、
① 乳酸カルシウムは、腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめることにより、腸粘膜を保護することを目的として用いられる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「乳酸カルシウムは、腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめることにより、腸粘膜を保護することを目的として用いられる」ですが、誤りです。
当該乳酸カルシウムは、「吸着成分」です。
選択肢の言う「腸粘膜のタンパク質と結合」ウンヌンは、「収斂成分」のもので、「次没食子酸ビスマス」や「次硝酸ビスマス」、「タンニン酸アルブミン」などが該当します。
よって、①は、「×」となります。
先述したように、「吸着成分」は、ほとんど試験に出ません。
ただ、昨今では、マイナー成分が正面から問われる傾向にあるので、見てはおくべきです。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、ざっと押えてください。
まあ、時間に余裕がないなら、「捨て問」でいいです。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【第3類医薬品】パンシロンビオリズム健胃消化整腸薬 84錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「吸着成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする