安息香酸ナトリウムカフェインは、「精神神経に作用する薬」の「解熱鎮痛薬」の「カフェイン類」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「カフェイン類」
「解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、また、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを目的として、」
「カフェイン、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン等が配合されている場合がある。」
「なお、カフェイン類が配合されていても、必ずしも鎮静成分の作用による眠気が解消されるわけではない。」
…と、相なります。
ご存じのように、「安息香酸ナトリウムカフェイン」は、「解熱鎮痛薬」の「カフェイン類」として登場します。
市販薬には、「新コルゲンコーワ咳止め透明カプセル 36カプセル」などがあります。
試験に出るのは、「カフェイン・無水カフェイン」がほとんどで、当該「安息香酸ナトリウムカフェイン」は、あまり出ません。
お友達の「カフェイン・無水カフェイン」の問題が解けるようになっておけば、十分です。
とはいえ、近年では、マイナー成分が正面から問われているので、チェックしておきましょう。
優先順位は、「ふつう」です。
「安息香酸ナトリウムカフェイン」の○×問題ですが…、
① 安息香酸ナトリウムカフェインは、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、また、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを目的として配合される。
② 安息香酸ナトリウムカフェインは、鎮静成分の作用による眠気の解消を目的として配合される。
…といった感じの問題です。
先の○×問題の解説です。
①の「安息香酸ナトリウムカフェインは、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、また、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを目的として配合される」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
先の手引きでも見たように…、
「解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、また、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどを目的として、」
「カフェイン、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン等が配合されている場合がある。」
…となっています。
こういうストレートな出題が予想されます。テキストを精読しておきましょう。
よって、①は、「○」となります。
②の「安息香酸ナトリウムカフェインは、鎮静成分の作用による眠気の解消を目的として配合される。」ですが、誤った記述です。
当該安息香酸ナトリウムカフェインに限らず、カフェイン類は、鎮静成分の眠気解消のために、配合されません。
先の手引きでも見たように…、
「なお、カフェイン類が配合されていても、必ずしも鎮静成分の作用による眠気が解消されるわけではない。」
…となっています。
近年、よくよく出るようになった記述です。押えておきましょう。
よって、②は、「×」となります。
安息香酸ナトリウムカフェインの「解熱鎮痛薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
安息香酸ナトリウムカフェインは、独自の問題はあまり出ません。カフェイン・無水カフェインの内容が頭に入っていれば、大丈夫です。
なお、カフェイン類の主たる問題は、「眠気防止薬」なので、そちらで突っ込んで勉強してください。
参考:眠気防止薬:カフェイン
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「新コルゲンコーワ咳止め透明カプセル 36カプセル 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「解熱鎮痛薬」の「カフェイン類」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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