ケイ酸アルミニウム‐解熱鎮痛薬の制酸成分
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
ケイ酸アルミニウムは、「精神神経に作用する薬」の「解熱鎮痛薬」の「制酸成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
インデックス
おさらい‐手引き抜粋
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「胃酸を中和する成分（制酸成分）」
「解熱鎮痛成分（生薬成分を除く。）による胃腸障害の軽減を目的として、」
「ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲル、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等の制酸成分が配合されている場合がある。」
「なお、この場合、胃腸薬のように、胃腸症状に対する薬効を標榜することは認められていない。」
…と、相なります。
なお、「かぜ薬」の「制酸成分」の「ケイ酸アルミニウム」とほぼ同じで「解熱鎮痛成分による胃腸障害の軽減を目的」です。
傾向と対策、優先順位
ご存じのように、「ケイ酸アルミニウム」は、「解熱鎮痛薬」の「制酸成分」として登場します。
市販薬には、「ヒストミンエース錠ハイ 36錠
さて、当該「制酸成分」ですが、出題実績はあまりありません。
優先順位は、「ふつう」です。
過去問○×問題
ケイ酸アルミニウムは…、
① ケイ酸アルミニウムは、解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減するために配合される。
② 制酸成分が配合された解熱鎮痛薬は、胃腸症状に対する薬効を標榜できる。
…といった感じで出題されます。
解説
先の○×問題の解説です。
①の「ケイ酸アルミニウムは、解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減するために配合される」ですが、正しい記述です。
先の手引きでも見たように…、
「解熱鎮痛成分（生薬成分を除く。）による胃腸障害の軽減を目的」
…となっています。
よって、①は、「○」となります。
「解熱鎮痛薬」の出題では、このくらいが関の山かと思います。
②は取りたい問題
②の「制酸成分が配合された解熱鎮痛薬は、胃腸症状に対する薬効を標榜できる」ですが、誤った記述です。
先の手引きでも見たように…、
「胃腸薬のように、胃腸症状に対する薬効を標榜することは認められていない。」
…となっています。
こういう記述も出るようになっています。押えておきましょう。
制酸成分が出るとしたら、当該標榜の当否です。先の文言を、丸ごとを憶えておきましょう。
よって、②は、「×」となります。
試験ポイント
ケイ酸アルミニウムの「解熱鎮痛薬」でのポイントです。
先述したように、「解熱鎮痛薬」の「制酸成分」は、あまり試験に出ないので、深追いは禁止です。
他のメジャー成分である、「解熱鎮痛成分」などが仕上がってから、追々、手を出せばいいです。
時間がないなら、先の○×問題が解けるくらいになっておけばいいです。
コツ的なこと
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「ヒストミンエース錠ハイ 36錠
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
他のページ
「解熱鎮痛薬」の他の「制酸成分」へのリンクです。
独学向け教材
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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