登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第1章「精神神経に作用する薬」の第2節「解熱鎮痛薬」の試験ポイントと、配合成分の個々のページへのインデックス。ざっと読むだけでも、1点くらい取れます。通勤・通学の空き時間などに活用ください。
「医薬品」の勉強では、個々の成分の作用・特徴ばかりに目が行きがちです。しかし、「総論」の方が、圧倒的に出題率は高いです。
膨大な数の成分を憶えるより、1~2ページしかない「総論」の方が、コストパフォーマンスが高いです。
「解熱鎮痛薬」でも、以下の「総論」部分を押さえて、1点を“楽に”確保しましょう。
解熱鎮痛薬は、発熱や痛みの原因を、根本的に直すものではありません。
発熱や痛みを緩和するための内服薬の総称が「解熱鎮痛薬」です。
上記事項は、とてもよく出るので、きっちり押えておきましょう。
試験では、「完治する」といった文言に注意しましょう。解熱鎮痛薬は「直す」のではなくて「和らげる」ものです。
解熱鎮痛薬には、プロスタグランジンの産生を抑える成分が配合されています。
よくある「ひっかけ問題」では、「プロスタグランジンの産生を促進する成分」といった感じで出ます。
次に、「月経痛(生理痛)」は、解熱鎮痛薬の効能・効果に入っています。
対して、「痙攣性の内臓痛(腹痛を含む)」は、解熱鎮痛薬の効能・効果の対象外であり、薬効が期待できません。
解熱鎮痛薬が効く・効かないは、頻出事項なので、必ず押さえておきましょう。
試験では、「解熱鎮痛薬は、腹痛に効く」とか、「解熱鎮痛薬は、生理痛に服用してはならない」などと出題されています。もちろん、両方とも「誤り」です。
解熱鎮痛薬は、なるべく空腹を避けて服用します。
プロスタグランジンの胃酸分泌調整や胃粘膜保護成分が妨げられることがあるからです。
服用時の飲酒は避けます。
胎児への影響を考慮し、妊婦などは、使用前に医師などに相談します。
解熱鎮痛成分のポイントは、以上です。
その他の事項は、解熱鎮痛薬の各成分を勉強する過程で、頭に入っていきます。後は、テキストを精読しておけば、高得点間違いなしです。
「解熱鎮痛薬」に登場する各成分へのリンクです。
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