登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第1章「精神神経に作用する薬」の「解熱鎮痛薬」の「相互作用」を述べたページ。手引きの該当記述を挙げるほか、優先順位やポイントなどをコメント方式で説述する。独学者向けの内容。
復習用に、手引きの「相互作用」部分を抜粋すると…、
【相互作用】
「一般用医薬品の解熱鎮痛薬は、複数の有効成分が配合されている製品が多く、他の解熱鎮痛薬やかぜ薬、鎮静薬、外用消炎鎮痛薬(一般用医薬品に限らない。)等が併用されると、」
「同じ成分又は同種の作用を持つ成分が重複して、効き目が強く現れすぎたり、副作用が起こりやすくなったりするおそれがある。」
「一般の生活者においては、「痛み止め」と「熱さまし」は影響し合わないと誤って認識している場合もあり、医薬品の販売等に従事する専門家は、適宜注意を促すことが重要である。」
「解熱鎮痛成分と酒類(アルコール)との相互作用については、アルコールの作用による胃粘膜の荒れがアスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリン等 による胃腸障害を増強するという事実が報告されている。」
「また、アルコールにより、アセトアミノフェンによる肝機能障害も起こりやすくなる。」
「ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素のような鎮静成分が配合されている処方における留意点についてはⅠ-3(眠気を促す薬)、カフェイン類が配合されている処方における留意点についてはⅠ-4(眠気を防ぐ薬)を参照して問題作成のこと。」
…となっています。
ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素は、「Ⅰ-3(眠気を促す薬)」を参照となっています。
「眠気を促す薬」の「ブロモバレリル尿素」と「アリルイソプロピルアセチル尿素」を参考にしてください。
次いで、カフェインは。「Ⅰ-4(眠気を防ぐ薬)」を参照とあります。
「眠気を防ぐ薬:カフェイン」も、一読願います。
「解熱鎮痛薬」の【相互作用】ですが、まずもって、「間違った薬常識」をチェックしておきましょう。先の…、
「一般の生活者においては、「痛み止め」と「熱さまし」は影響し合わないと誤って認識している場合もある」
…のところです。
「医薬品の販売等に従事する専門家は、適宜注意を促すことが重要」とあるので、実務にも関係してきます。押えておきましょう。
次に、「解熱鎮痛成分と酒類(アルコール)→胃腸障害を増強」ですが、まあ、一読しておけば、感じはつかめるかと思います。
ほいで、「アルコール・アセトアミノフェン・肝機能障害」も、押えておきましょう。
当該アセトアミノフェンは、アルコールと縁がある成分なので、チェックしておきましょう。
まあ、こういうとアレですが、アルコールと一緒に摂取していい医薬品は、ほとんど「ない」ですね。こういう常識からも、問題が解けるかと思います。
これら以外は、精読しておけば、試験的に十分です。
以上、「相互作用」でした。
・相互作用
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