第28問は、「修繕積立金ガイドライン」です。いきなり計算問題風の出題で驚嘆するかと思います。しかし、落ち着いて問題文を読んでいけば、解ける問題です。こういう暗記だけでは解けない出題が増えています。出題傾向に慣れる意味でも、解いておきましょう。
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本問のレベルは、「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。
一見すると計算問題風ですが、中身は、国語の問題です。
なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。
まず、選択肢の式の前半部分の、足し算をする括弧から見ていきましょう。
「a」は、「計画期間当初における修繕積立金の残高(円)」です。
「b」は、「計画期間全体で集める修繕積立金の総額(円)」です。
「c」は、「計画期間全体における専用使用料等からの繰入額の総額(円)」です。
「専用使用料等からの繰入額」は、修繕積立金に充当されるものです。
よって、「c」も、足し算すると推測できます。
よって、「a+b+c」が選ばれることになります。
んなもんで、消去法から、「a+b」になっている、選択肢1と2とが消去されます。
次に、後半部分です。
残るは、選択肢の3と4ですが、違いは、「d:マンションの建築延床面積(㎡)」で割るか、「e:マンションの総専有床面積(㎡)」で割るかです。
問題文には、「修繕積立金の専有面積当たりの月額単価の算出方法の式」とあります。
よって、「e」の「マンションの総専有床面積(㎡)」で割ることがわかります。
よって、答えは、「g=(a+b+c)/e/f」となります。
本問のような、暗記だけでは解けない出題が増えてきているので、食わず嫌いをせず、解いてみてください。
正解:4
…と相なります。
類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「建築・設備系の過去問リスト」を、活用ください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
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