19問‐令和4年度の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第19問は、「コンクリートの中性化深さ」の問題です。一目見て、解けないとわかる問題です。「捨て問」にして、他の問題に活路を見出しましょう。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。

19問‐コンクリートの中性化深さ

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「難」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 まあまず解けないです。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

解答

 絶対に大半の受験生は解けません。公式すら、わかるわけがないです。

 あえて解説すると…、

 ざっくり言うと、「コンクリート表面からの中性化深さの進行は、経過年数の平方根で表すことができる」となっています。

 んで、計算式は、「d=α√t」となっています。

 dは、中性化深さ(mm)です。

 αは、中性化速度係数です。

 tは、経過時間(年)です。

 問題文には、「竣工後25年の時点で、コア採取によりコンクリートの中性化深さを測定し たところ20mmであった場合」とあります。

 数字を公式に入れると、「20=α√25」となります。

 展開すると…、

 「20=5α」

 「α=4」

 …となります。

 んで、問題文には、「かぶり厚さ40mmの鉄筋に到達する まで」とあります。

 「d=α√t」に数字を入れると…、

 「40=4√t」

 「10=√t」

 「t=100」

 …となります。

 本問では、竣工して25年経過しているので、「100-25」で「75」と相なります。

 よって、「3」の「中性化深さは経過年数の平方根( t )に比例するので、鉄筋に到達するまで約75年かかる。」が答えとなります。

 検索を駆使しないと、解けないです。できなくても全然構いません。

 ただ、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。

答え

 正解:3

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「建築・設備系の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

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 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

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