23問‐令和4年度の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第23問は、「換気設備」の問題です。テキストに載っているものや、過去問で問われた選択肢が多く、小難しいですが、何とか解答はできる問題です。復習だけはしておきましょう。

23問‐換気設備

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の1つ1つを解けばいいです。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「全熱交換型の換気は、「第 1 種換気方式」である。」ですが、正しい記述です。

 テキストに載っているかと思います。

 「第 1 種換気方式」は、給気も排気も機械で行うものです。

 しばしば出るところなので、テキストで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「建築基準法によれば、居室には、政令で定める技術的基準に従って換気設備を設け た場合を除いて、換気のための窓その他の開口部を設け、その換気に有効な部分の面 積は、その居室の床面積に対して、20分の 1 以上としなければならない。」ですが、正しい記述です。

 テキスト記載事項です。

 数字の「20分の1以上」ともども、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「換気効率の指標の一つである「空気齢」は、その数値が小さいほど、その地点に供 給される空気が汚染されている可能性が高い。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「汚染されている可能性が高い」のところです。

 正しくは、「汚染されている可能性が低い」です。

 選択肢の言う「空気齢」ですが、「窓や給気口などの開口部から室内に入ってきた空気が、室内のある場所に到達するまでにかかる時間」のことです。

 「空気齢」が短いほど空気が新鮮であることを表しています。

 よって、「空気齢」が小さいほど、空気の汚染の可能性は、低くなります。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「建築基準法によれば、建築物の調理室等で火を使用する設備又は器具の近くに排気 フードを有する排気筒を設ける場合においては、排気フードは、不燃材料で造らなけ ればならない」ですが、正しい記述です。

 テキストには、載ってないかと思われますが、穏当に、火気のあるところでは、「不燃材料」を使わないとダメじゃない的な推測が付くかと思われます。

 まあ、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 本問は、「最も不適切なものはどれか?」ですので…

 正解:3

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「建築・設備系の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

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 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

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