アルジオキサ‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 アルジオキサは、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「胃粘膜保護・修復成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「胃粘膜保護・修復成分

 「胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す等の作用を期待して、」

 「アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)、アルジオキサ、スクラルファート、ゲファルナート、ソファルコン、テプレノン、セトラキサート塩酸塩、トロキシピド、銅クロロフィリンカリウム、銅クロロフィリンナトリ ウム、メチルメチオニンスルホニウムクロライド等が配合されている場合がある。」

 「アルジオキサ(アラントインと水酸化アルミニウムの複合体)、スクラルファートはアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。」

 「透析治療を受けていない人でも、長期連用は避ける必要がある。」

 「また、腎臓病の診断を受けた人では、アルミニウムが体内に貯留しやすいため、使用する前に その適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「アルジオキサ」は、「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「胃粘膜保護・修復成分」に登場します。

 市販薬には、「 【第2類医薬品】富士胃腸薬錠 120錠 」などがあります。

 当該成分は、「胃の薬」では、かなりの頻度で登場します。

 「東京都 R2 第71問」や「関西広域連合 R1 第33問」、「大阪府 H29 第33問」といった出題実績があります。

 「適正使用」の「使用(服用)しない」等の論点もあり、「」といった出題例があります。

 優先順位は、「かなり高い」です。最優先して押えてください。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① アルジオキサは、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「アルジオキサは、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。

 「アルジオキサ」の固有論点です。

 “アル”ジオキサは、“アル”ミニウムを含む成分なので、透析を受けている人は、使用を避けます。また、透析の治療を受けていない人でも、長期連用を避けます。

 「アル」つながりで、ガチ暗記してください。

 よって、①は、「○」となります。

 なお、同規定が、「スクラルファート」にもあります。

 こちらも、ガチで出るので、押えておきましょう。

試験ポイント

 アルジオキサは、先の例題のように、固有論点があるので、テキストの精読が必須です。

 そして、「医師などに相談する」があります。

 「腎臓病の診断を受けた人」は、アルミニウムが体内に貯留しやすいので、アルジオキサ・スクラルファートを使用する前に、「医師などに相談する」ことになっています。

 狙われやすい成分なので、配偶者の誕生日を記憶から追い出して、しっかり記憶しておきます。

 ところで、「胃粘膜保護・修復成分」ですが、憶え方あります。

 「胃粘膜保護・修復成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ」を参考ください。

「適正使用」対策

 先のポイントと被るものもありますが、「適正使用」用のまとめです。

 「アルジオキサ」ですが、「使用(服用)しない」の論点があります。

 「医薬品」と被っているので、おさらい程度に見ておきましょう。

透析療法を受けている人

 まず、「透析療法を受けている人」です。

 先の人は、アルジオキサを、「使用(服用)しない」となっています。

 「理由」は、「長期間服用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を発症したとの報告があるため」です。

 ド定番の論点なので、大丈夫とは思いますが、チェックしておきましょう。

 参考:基礎疾患

長期連用しないこと

 次に、「長期連用しない」です。

 これも、定番論点です。

 「アルジオキサ・・・長期連用ダメ」と、ガチ暗記しておきましょう。

 「理由」は、「長期連用により、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を生じるおそれがあるため。」です。

 キーワードの「アルミニウム脳症」と「アルミニウム骨症」は、押えておきましょう。

 参考:長期連用しない1

「相談すること」

 「アルジオキサ」の「相談すること」ですが、「腎臓病」です。

 先に見た「透析」と絡めて、憶えるとよいでしょう。

 参考:基礎疾患2

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「 【第2類医薬品】富士胃腸薬錠 120錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「胃腸に作用する薬」の「胃の薬」の「胃粘膜保護・修復成分」へのリンクです。

 アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)

 アルジオキサ

 スクラルファート

 ゲファルナート

 ソファルコン

 テプレノン

 セトラキサート塩酸塩

 トロキシピド

 銅クロロフィリンカリウム

 銅クロロフィリンナトリウム

 メチルメチオニンスルホニウムクロライド

 アカメガシワ

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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