「消化器に対する医薬品の副作用によって、吐きけ・嘔吐、食欲不振、腹部(胃部)不快感、腹部(胃部)膨満感、腹痛、口内炎、口腔内の荒れや刺激感などを生じることがある。」
「これらの症状が現れたときには、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。」
「医薬品によっては、一過性の軽い副作用として、口渇、便秘、軟便、下痢等が現れることがある。」
「また、浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。」
「添付文書等には、それらの症状が継続したり、症状に増強が見られた場合には、その医薬品の使用を中止して、専門家に相談するよう記載されている。」
当該「(c)その他」ですが、「副作用すべて出る」の傾向を受けて、要注意の論点と化しています。
出題例としては、「島根県 R2 第39問」です。
選択肢の1つに…、
「消化器に対する医薬品の副作用によって、吐きけ・嘔吐、食欲不振、腹部(胃部)不快感、腹部(胃部)膨満感、腹痛、口内炎、口腔内の荒れや刺激感などを生じることがある。」
…が、そのまんま出題されています。
ここが出題されるのですから、「一過性の軽い副作用として、口渇、便秘、軟便、下痢等が現れることがある」のところも、出題のおそれがあります。
「副作用はすべて出る」ので、遺漏なく見ておくべきです。
最後に、「浣腸剤や坐剤」についてですが、これは、「医薬品」でもよくよく出る副作用です。
該当するものに…、
「グリセリン」
「ソルビトール」
「ビサコジル」
…などがあります。
併せて見ておけば、記憶の補強になると思います。
最後に、当該論点は、凝った出題はそうないと思いますが、精読だけはしておきましょう。読み飛ばしてはいけませんよ!出るんですから。
以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。
「消化器系副作用」は、これで終わりです。
「2)呼吸器系に現れる副作用」の「間質性肺炎」に続きます。
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