「(a) 眼圧上昇」
「眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている眼房水が排出されにくくなると、眼圧が上昇して視覚障害を生じることがある。」
「例えば、抗コリン作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇し(急性緑内障発作)、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下を来すことがある。」
「特に眼房水の出口である隅角が狭くなっている閉塞隅角緑内障がある人では厳重な注意が必要である。」
「眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることもある。」
「高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害(視野欠損や失明)に至るおそれがあり、速やかに眼科専門医の診療を受ける必要がある。」
当該「(a)眼圧上昇」ですが、あまり試験には出てない副作用でした。
しかし、昨今は、「副作用ぜんぶ出る」なので、当然、当該眼圧上昇も見ておかねばなりません。
出題例としては、「長崎県 R4 第39問」があります。先に挙げた記述の大半が、問われています。
個人的に注意すべきは、「角膜と水晶体」です。
登録販売者試験おなじみの問題が出そうです。たとえば、角膜が“網”膜、“強”膜とかに変えられそうです。水晶体が、“硝子”体などに変えられそうです。
こんな次第で、“漢字”に注意して、精読しておきたいです。
また、「抗コリン作用」のところも、いじられたことがあります。「コリン作動成分」などに変えられたので、注意してください。
なお、最後に、難しい急性緑内障発作や閉塞隅角緑内障は、暗記する必要はないですが、把握はできるようになっておきましょう。
以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。
「その他」に続きます。
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