「医薬品の使用が原因となって、腎障害(※1)を生じることがある。」
「尿量の減少、ほとんど尿が出ない、逆に一時的に尿が増える、むくみ(浮腫)、倦怠感、発疹、吐きけ・嘔吐、発熱、尿が濁る・赤みを帯びる(血尿)等の症状が現れたときは、」
「原因と考えられる医薬品の使用を中止して、速やかに医師の診療を受ける必要がある。」
「腎障害」への「注記」。
「外国から個人的に購入した医薬品(生薬・漢方薬)又はそれらと類似する健康食品(健康茶等)の摂取によって重篤な腎障害を生じた事例も報告されている。」
「健康食品で重篤な腎障害が生じた」と、把握していれば十分です。
当該「(a)腎障害」ですが、出題実績があります。
ぶっちゃけ、記述が少ないので、選択肢の1つくらいの出題です。
「」の選択肢アは、「腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ないという症状の他に、一時的に尿が増えるという症状が現れることがある。」という出題がありました。
そして、「新潟県 R5 第60問」の選択肢dの「腎障害では、むくみ(浮腫)、倦怠感、発疹、吐きけ・嘔吐等の症状が現れる。」という出題がありました。
手引きの記述そのまんまですね。このレベルの出題が今後も続くはずです。
キッチリ読み込んでおけば、失点をすることはないと思います。
とりわけ、症状の「赤みを帯びる(血尿)」は、固有事項なので押えておきましょう。
また、「排尿困難、尿閉」と症状(尿量の減少、ほとんど尿が出ない)が似通っているので、混乱しがちです。
たとえば、「腎障害では、“膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状が現れる”」とかです。
「×」ですね。
腎障害の場合、尿量の減少、ほとんど尿が出ないに加えて、むくみ(浮腫)、倦怠感、発疹、吐きけ・嘔吐、発熱、尿が濁る・赤みを帯びる(血尿)の症状があります。
両者の違いを意識して、押えていってください。
以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。
「排尿困難、尿閉」に続きます。
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