登録販売者 埼玉県 過去問＋解説 令和6年度（2024年度）第98問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「医薬品」の「殺菌消毒成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなのですが、そこそこ応用的・複合的な出題です。難しいところはないのですが、最初だと戸惑うので、出題に慣れておきましょう。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

埼玉県 第98問‐殺菌消毒成分

　

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難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢a

　選択肢aの「アクリノール‐黄色の色素で、比較的刺激性が低く、創傷 患部にしみにくい。‐一般細菌類、真菌類、ウイルス全般」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「一般細菌類、真菌類、ウイルス全般」のところです。

　「アクリノール」ですが、真菌類、ウイルス全般には効かないです。

　定番論点なので、ガチで押えておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

　選択肢bの「サラシ粉‐強い酸化力により殺菌消毒作用を示す。‐ 一般細菌類、真菌類、ウイルス全般」ですが、正しい記述です。

　「サラシ粉」の正しい記述です。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

　選択肢cの「レゾルシン‐陽性界面活性成分により殺菌消毒作用を 示す。‐真菌類」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「陽性界面活性成分により殺菌消毒作用を 示す」のところです。

　「レゾルシン 」ですが、「細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿 を防ぐ ことを目的」となっています。

　選択肢の言う「陽性界面活性成分」ウンヌンの成分は、「ベンザルコニウム塩化物」などです。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

　選択肢dの「セチルピリジニ ウム塩化物‐ 皮膚刺激性が強く、粘膜（口唇等）や目の 周りへの使用は避ける必要がある。‐ 大部分のウイルス」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「皮膚刺激性が強く、粘膜（口唇等）や目の 周りへの使用は避ける必要がある」と「大部分のウイルス」のところです。

　「セチルピリジニウム塩化物」ですが、「陽性界面活性成分で、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又 はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。結核菌やウイルスには効果がない。」となっています。

　んで、「皮膚刺激性が強く、粘膜（口唇等）や目の 周りへの使用は避ける必要がある」ところですが、設問のセチルピリジニ ウム塩化物には、こういう注意はありません。

　この注意書きに該当するのは、「ヨードチンキ」です。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

　「a」は「誤」です。

　「b」は「正」です。

　「c」は「誤」です。

　「d」は「誤」です。

　「正しい組み合わせ」は、

　正解：2

　さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

　61問：かぜ（感冒）・かぜ薬（総合感冒薬）

　62問：かぜ薬（総合感冒薬）の成分

　63問：解熱鎮痛薬

　64問：漢方処方製剤（鎮痛）

　65問：眠気を促す薬

　66問：眠気防止薬

　67問：鎮暈薬（乗物酔い防止薬）

　68問：生薬製剤・漢方処方製剤（疳）

　69問：鎮咳去痰薬

　70問：漢方処方製剤・生薬（鎮咳去痰薬）

　71問：口腔咽喉薬・うがい薬（含嗽薬）

　72問：胃腸に作用する薬

　73問：胃腸に作用する薬の配合成分

　74問：止瀉薬

　75問：瀉下薬

　76問：駆虫薬

　77問：心臓の働き、動悸、息切れ

　78問：強心薬

　79問：コレステロール及びリポタンパク質

　80問：ユビデカレノン

　81問：貧血用薬

　82問：痔疾用薬

　83問：漢方処方製剤（泌尿器）

　84問：漢方処方製剤（婦人薬）

　85問：内服アレルギー用薬

　86問：鼻炎用点鼻薬

　87問：眼科用薬

　88問：外皮用薬

　89問：外皮用薬の配合成分

　90問：サリチル酸メチル

　91問：外皮用薬の抗真菌成分

　92問：歯痛・歯槽膿漏薬

　93問：禁煙補助剤

　94問：滋養強壮保健薬

　95問：滋養強壮保健薬の配合成分

　96問：生薬成分

　97問：漢方処方製剤

　98問：殺菌消毒成分

　99問：衛生害虫と殺虫剤

　100問：一般用検査薬

令和6年度 埼玉県 科目別

　弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

　・令和6年度 インデックス

　・基本的な知識（第1～第20問）

　・人体の働きと医薬品（第21～第40問）

　・薬事に関する法規と制度（第41～第60問）

　・主な医薬品とその作用（第61～第100問）

　・医薬品の適正使用と安全対策（第101問～第120問）

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

　登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

　興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。

　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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