本問は、「医薬品」の「サリチル酸メチル」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と同様の化学構造(ステロイド骨格)を持つ化合物として、 抗炎症作用をもたらす。」ですが、誤った記述です。
「サリチル酸メチル」ですが、「皮膚から吸収された後、サリチル酸に分 解されて、末梢組織(患部局所)におけるプロスタグランジンの産生を抑える作用」です。
選択肢の言う成分は、「ステロイド性抗炎症成分」で、「デキサメタゾン」などがあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「主として局所刺激により患部の血行を促し、また、末梢の知覚神経に軽い麻痺 を起こすことにより、鎮 痛作用をもたらすと考えられている。 」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには、そのまんまですが…、
「局所刺激により患部の血行を促し、また、末梢の知覚神経に軽い 麻痺 を起こすことにより、鎮痛作用をもたらすと考えられている」
…とあります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「肥満細胞から遊離したヒスタミンとその受容体タンパク質との結合を妨げることにより、患部局所にお けるヒスタミンの働きを抑える作用を示す。 」ですが、誤った記述です。
選択肢の記述は、抗ヒスタミン成分のものですね。
当該サリチル酸メチルは、抗ヒスタミン成分ではありません。手引きでは、「その他」に分類されているので、成分名は不明です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示し、血管の拡張によ る血行促進作用をもたらす。 」ですが、誤った記述です。
選択肢の記述は、「カルプロニウム塩化物」のものです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢5の「患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示す。 」ですが、誤った記述です。
選択肢の記述は、「収斂皮膚保護成分」の「酸化亜鉛」の記述です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
「5」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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