本問は、「医薬品」の「生薬成分」についての問題です。生薬のフル問題です。シッカリ勉強してないと解けないです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「ブクリョウは、セリ科の Saposhnikovia divaricata Schischkin の根及び根茎を基原とする生薬で、 発汗、解熱、鎮痛、鎮痙 等の作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
「ブクリョウ 」ですが、「サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生 薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。」です。
選択肢の生薬は、「ボウフウ 」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「サイシンは、ミズキ科のサンシュユの偽果の果肉を基原とする生薬で、強壮作用を期待して用いられる ことがある。」ですが、誤った記述です。
「サイシン 」ですが、「ウマノスズクサ科のケイリンサイシン又はウスバサイシンの根及び根茎を基原とする生 薬で、鎮痛、鎮咳 、利尿等の作用を有するとされ、鼻閉への効果を期待して用いられる」です。
選択肢の生薬は、「サンシュユ 」です。「基原と名称が同じ生薬一覧 」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられ る。」ですが、正しい記述です。
「サイコ 」の正しい記述です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「モクツウは、キンポウゲ科の Cimicifuga dahurica Maximowicz、 Cimicifuga heracleifolia Komarov、Cimicifuga foetida Linné 又はサラシナショウマの根茎を基原とする生薬で、発汗、解熱、解毒、消 炎等の作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
「モクツウ 」ですが、「アケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓 性の茎を、通例、横切りしたものを 基原とする生薬で、利尿作用を期待」です。
「利尿作用のある生薬の語呂合わせ‐ソウハクヒ・キササゲ・モクツウ・ブクリョウ・カゴソウ・サンキライ 」も、参考にしてください。
選択肢の生薬は、「ショウマ 」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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