本問は、「医薬品」の「貧血用薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「鉄分の吸収は、空腹時のほうが高いため、食前に服用することが望ましい。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「食前に服用することが望ましい」のところです。
手引きには…、
「鉄分の吸収は空腹時のほうが高い とされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい」
…とあります。
鉄製剤は、「食後に服用することが望ましい」となります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「本剤に配合されている葉酸は、正常な赤血球の形成に働くことを期待して配合されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「貧血を改善するため、ヘモグロビン産生に必要なビタミンB6や、正常な赤血球の形成に 働くビタミンB12や葉酸などが配合されている場合がある。」
…とあります。
こんなマイナー成分も、試験に出ます。「医薬品 その他系のビタミン成分 」を参考に、試験勉強の終盤あたりで押さえていってください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「本剤に配合されているビタミンB12は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として 用いられている。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的」なのは、「ビタミンC(アスコルビン酸等)」です。
選択肢の言うビタミンB12は、先の解説で見たように、「正常な赤血球の形成に 働くビタミンB12や葉酸などが配合」となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「鉄欠乏性貧血を予防するため、貧血の症状がみられる以前から継続的に本剤を使用することが適当であ る。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「貧血の症状がみられる以前から継続的に本剤を使用することが適当」のところです。
鉄製剤を予防的に摂取するのは、不適当となっています。
昔から出ているので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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