サラシ粉は、「公衆衛生用薬」の「消毒薬の成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉などの塩素系殺菌消毒成分は、」
「強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられない。」
「金属腐食性があるとともに、プラスチックやゴム製品を劣化させる。」
「また、漂白作用があり、毛、絹、ナイロン、アセテート、ポリウレタン、色・柄物等には使用を避ける必要がある。」
「酸性の洗剤・洗浄剤と反応して有毒な塩素ガスが発生するため、混ざらないように注意 する必要がある。」
「なお、吐瀉物や血液等が床等にこぼれたときの殺菌消毒にも適しているが、」
「有機物の影響を受けやすいので、殺菌消毒の対象物を洗浄した後に使用した方が効果的である」
…と、相なります。
当該「サラシ粉」は、「次亜塩素酸ナトリウム」の別名なので、「次亜塩素酸ナトリウム」の論点を押さえておけば、試験問題は解けます。
ご存じのように、「サラシ粉」は、「公衆衛生用薬」の「消毒薬」に登場します。
市販薬には、「高度さらし粉70 2kg/10 」などがあります。
当該成分は、ときどき試験に出ることがありますが、「次亜塩素酸ナトリウム」の方が圧倒的に出ます。
優先順位は「まあまあ」です。
サラシ粉は…、
① サラシ粉は、漂白作用があり、毛、絹、ナイロン、アセテート、ポリウレタン、色・柄物等には使用を避ける必要がある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「サラシ粉は、漂白作用があり、毛、絹、ナイロン、アセテート、ポリウレタン、色・柄物等には使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
問題文の言うとおり、サラシ粉には、漂白作用があります。
よって、①は、「○」となります。
まあ、サラシ粉なんで、漂白作用は問題ないかと思います。
んで、「毛、絹、ナイロン、アセテート、ポリウレタン」のところですが、厳密に憶えなくてもいいでしょう。(ここまで憶えてられないですわ。)
消毒薬は、「何に効いて、何に効かない」かが、ド定番論点です。個々をしっかり憶えていく必要があります。
しかし、結構、量があるので、全部を押えるのは面倒です。んなもんで、まずは、「ウイルス」に絞って憶えます。
ウイルスに、殺菌消毒効果があるのは、「エタノール」「イソプロパノール」「次亜塩素酸ナトリウム」「サラシ粉」です。
また、公衆衛生用薬では出てきませんが、ついでに、「外皮用薬」に出てくるのも、一緒に押えてしまいましょう。
「外皮用薬」の「ヨウ素系殺菌消毒成分」の「ポビドンヨード」と「ヨードチンキ」は、ウイルスに対し、殺菌消毒作用を示します。
「エタノール」「イソプロパノール」「次亜塩素酸ナトリウム」「サラシ粉」「ポビドンヨード」と「ヨードチンキ」は、ウイルスに効きます。
んなもんで、試験にて、「○○はウイルスに効く」などの選択肢と遭遇したら、先の6つの成分に該当するか否かで判断する、ってな塩梅です。
この6つを憶えておけば、そこそこ、選択肢の判別ができるはずです。
憶え方あります。「殺菌消毒成分等でウイルスに効くものの語呂合わせとまとめ」を、参考にしてください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「高度さらし粉70 2kg/10 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「公衆衛生用薬」の「消毒薬の成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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