本問は、「医薬品」の「生薬製剤・漢方処方製剤(疳)」についての問題です。漢方処方製剤の選択肢が1つ、生薬の選択肢が1つあります。この2つを正しく判別しないと、正解を導けないので、厳しい問題と言えます。できる選択肢に絞って解答し、後は、運を天に任せましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「小児鎮静薬は、興奮状態を鎮めるため、血液の循環を抑制する作用があるとされる生薬成分を中心に配 合されている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「血液の循環を抑制する作用」のところです。
正しくは、「血液の循環を促す作用」です。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「カンゾウは、主として健胃作用を期待して用いられるが、配合量は比較的少ないことから他の医薬品等 から摂取されるグリチルリチン酸の量を注意する必要はない。」ですが、誤った記述です。
後半部分が間違っています。
「カンゾウ」ですが、手引きには…、
「他の医薬品等から摂取されるグリチルリチ ン酸も含め、その総量が継続して多くならないよう注意されるべきである。」
…とあります。
カンゾウですが、のど飴などに「甘草」で入ってますね。
カンゾウと言えばグリチルリチン酸で、グリチルリチン酸と言えば、偽アルドステロン症ですね。
だから、注意しないといけないのです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、前半部分の「主として健胃作用を期待して用いられる」は、正しい記述です。押えておきましょう。
選択肢cの「抑肝散を小児の夜泣きに用いる場合には、体質の改善に1か月位を要するため、症状の改善がみられ ないときでも、少なくとも1か月位は継続して服用すべきである。」ですが、誤った記述です。
要注意論点です。
基本的に、疳の漢方処方製剤は、体質改善目的で、長期連用(1か月くらい)されるものです。
しかし、「小児の夜泣き」の場合は、「1週間位服用しても症状の改善がみられないときには、いったん服用を中止して、専門 家に相談する等、その漢方処方製剤の使用が適しているかどうか見直すなどの対応が必要であ る。」となっています。
夜泣きが続くときは、他の病気なりの存在が疑われるからです。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ジンコウは、鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して用いられる。」ですが、正しい記述です。
「ジンコウ」の正しい記述です。
小難しいですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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