登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「ほ」の付く生薬の「ボウフウ」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「ボウフウは、せり科のSaposhnikovia divaricata Schischkinの根及び根茎を基原とする。」
「発汗、解熱、鎮痛、鎮痙などの作用が期待される。」
…以上です。
令和4年の改正で、基原の「ボウフウ」が「Saposhnikovia divaricata Schischkin」になりました。
英語の基原は、憶えようがないので、基原は、捨てていいでしょう。
ちなみに、基原のボウフウは、こんなものです。
白と緑の若々しい色が特徴です。配偶者の古々しいのとは違う魅力があります。
ボウフウは、そこそこ試験に顔を出します。出題実績はあるので、押えておきましょう。
優先順位は、「やや高い」です。
なお、当該成分が配合された市販薬には、「 【第2類医薬品】ナイシトールZ 420錠 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「ボウフウは、せり科のSaposhnikovia divaricata Schischkinの根及び根茎を基原とする。発汗、解熱、鎮痛、鎮痙などの作用が期待される。」
…といった感じに出題されています。
設問の「ボウフウは、せり科のSaposhnikovia divaricata Schischkinの根及び根茎を基原とする。発汗、解熱、鎮痛、鎮痙などの作用が期待される。」ですが、正しい記述です。
問題文の言うように、「ボウフウ」には、「発汗、解熱、鎮痛、鎮痙」の作用があります。
解答は、「○」と相なります。
憶え方ですが、まず、数から攻めます。
「ボウフウ」は、4文字なので、「4つの作用がある」と、まずは頭に入れます。
んで、漢字で考えます。「ボウフウ」は、「防風」です。そう、「風邪を防ぐ」です。
んで、当該ボウフウは、「かぜ薬」に配合される生薬です。
この2点から、「風邪に効きそうな作用」と考えます。
「発汗」は、風邪に効きそうです。「解熱・鎮痛」は、解熱鎮痛成分がかぜ薬に配合されることから、当たり前に効きます。
さて、これで3つ終わったので、あと1つです。
最後の「鎮痙」ですが、これは、「風邪を防ぐ」ことから、類推できません。よって、機械的に憶えるしかありません。
「発汗、解熱、鎮痛」は風邪がらみで憶え、残る「鎮痙」はブツブツ唱える、といった寸法です。
「ボウフウ」は、本試験にそこそこ登場するので、すべての作用を、きっちり憶えておきましょう。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
ボウフウ --- 4文字なので4作用「○○・○○・○○・○○」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「ほ」の付く生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする