本問は、「医薬品」の「内服アレルギー用薬の配合成分」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「生薬成分として、グリチルリチン酸を含むカンゾウが用いられることがある。」ですが、正しい記述です。
内服アレルギー用薬の「抗炎症成分」として、「カンゾウ」が用いられることがあります。
また、「カンゾウ」は、「グリチルリチン酸」を含んでいます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「プソイドエフェドリン塩酸塩は、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある。 」ですが、正しい記述です。
「プソイドエフェドリン塩酸塩」の副作用には、不眠や神経過敏があります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「メチルエフェドリン塩酸塩には依存性はない。」ですが、誤った記述です。
依存性があります。
「法規」の「濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品」を思い出してください。
当該濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品は…、
エフェドリン
コデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
ブロモバレリル尿素
プソイドエフェドリン
メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち、内用液剤に限る。)
…となっています。
このあたりの知識があれば、メチルエフェドリン塩酸塩は依存性がある、と解答できると思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、ブログの「濫用等のおそれのある医薬品の憶え方」も、一読願います。
選択肢dの「抗コリン成分として、ベラドンナ総アルカロイドが配合されている場合がある。」ですが、正しい記述です。
「抗コリン成分」に、「ベラドンナ総アルカロイド」があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
そのほかに、「ヨウ化イソプロパミド」も、「抗コリン成分」です。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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