午後20問‐岡山県 過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「医薬品」の「高コレステロール改善薬」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
午後20問‐高コレステロール改善薬
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「大豆油不鹸化物（ソイステロール）には、低密度リポタンパク質（ＬＤＬ）等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質（ＨＤＬ）産生を高める作用があるとされる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「大豆油不鹸化物（ソイステロール）」は、「腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがある」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢に言う「低密度リポタンパク質（ＬＤＬ）等の異化排泄を促進（以下略）」なのは、「パンテチン」です。
選択肢b
選択肢bの「コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合 したリポタンパク質となって存在する。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「ひっかけ」で、「水に溶けにくい」が「水に“溶けやすい”」とか、「“油”に溶けにくい」などと出ているので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあるが、これは使用の中止を要す る副作用等の異常ではない。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
参考：ビタミンB2
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢d
選択肢dの「高コレステロール改善薬は、生活習慣病の予防につながるものであり、ウエスト周囲径（腹囲）を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品である。」ですが、誤った記述です。
んなーこたない、と突っ込む選択肢です。
高コレステロール改善薬は、痩せ薬ではありません。
よく出る注意喚起なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：4
医薬品
令和2年度 岡山県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
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