本問は、「医薬品」の「腸の薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的として、ロペラミド塩酸塩が配合されている。」ですが、誤った記述です。
「ロペラミド塩酸塩」は、「止瀉成分(収斂成分)」です。
選択肢の言う「腸内容物の浸透圧を高め(略)大腸を刺激して排便を促す」は、「無機塩類」のもので、「酸化マグネシウム」などがあります。
最近は、これまで出ない成分が正面から問われる傾向があるので、「無機塩類」も、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「ビスマスを含む成分は収斂作用のほか、腸内で発生した有毒物質を分解する作用を持つとされる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「次没食子酸ビスマス」も参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として、ベルベリン塩化物、アクリノール、木クレオソート等が用いられる。」ですが、正しい記述です。
選択肢の成分は、「腸内殺菌成分」です。テキストを精読しておきましょう。
参考:ベルベリン塩化物
参考:アクリノール
参考:木クレオソート
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「腸内細菌のバランスを整えることを目的として、ビフィズス菌、アシドフィルス菌、ラクトミン、乳酸菌、酪酸菌等の生菌成分が用いられる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。選択肢の成分は、「整腸成分」です。
先述したように、最近は、ほとんど問われなかったものも出題されています。
ガチ暗記は無用ですが、テキストを精読して、何が何の成分くらいかは、把握できるようになっておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
参考:ビフィズス菌
参考:アシドフィルス菌
参考:ラクトミン
参考:乳酸菌
参考:酪酸菌
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「誤ったもの」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
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