ベルベリン塩化物‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 ベルベリン塩化物は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「腸内殺菌成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「腸内殺菌成分

 「細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として、ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリン、アクリノール等が用いられる。」

 「これらは、通常の腸管内に生息する腸内細菌 に対しても抗菌作用を示すが、」

 「ブドウ球菌や大腸菌などに対する抗菌作用の方が優位であ ることと、下痢状態では腸内細菌のバランスが乱れている場合が多いため、」

 「結果的に腸内 細菌のバランスを正常に近づけることにつながると考えられている。」

 「しかしながら、腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用したり、症状が治まったのに漫然と服用したりすると、腸内細菌のバランスを崩し、腸内環境を悪化させることもあるので、あくまで下痢の症状がある時、その症状を改善する必要のある間のみの服用にとどめるべきである。」

 「ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリンに含まれるベルベリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質のひとつであり、」

 「抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持つとされる。」

 「オウバクのエキス製剤は、苦味による健胃作用よりも、ベルベリンによる止瀉作用を期待して、消化不良による下痢、食あたり、吐き下し、水あたり、下り腹、軟便等の症状に用いられる。」

 …と、相なります。

補足

 手引きの記述にある生薬については、以下のリンクを参考にしてください。

 ・オウバク

 ・オウレン

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「ベルベリン塩化物」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「腸内殺菌成分」に登場します。

 市販薬には、「 【指定第2類医薬品】ファスコン下痢止め 12錠 」などがあります。

 当該成分は、「愛媛県 R5 午後第13問」や「茨城県 R4 第85問」など、頻繁に出題されています。

 優先順位は、「とても高い」です。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① ベルベリン塩化物 ――― 瀉下薬

 ② ベルベリン塩化物等の腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用すると、 腸内環境を悪化させることがある。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「ベルベリン塩化物 ――― 瀉下薬」ですが、誤った記述です。

 当該ベルベリン塩化物は、「腸内殺菌成分」で、細菌感染による下痢の症状を鎮める作用があります。

 よって、正しくは、「止瀉薬」、つまり、「下痢止め」となります。

 瀉下薬は、「下剤」です。

 小難しい漢字なので、混乱しないようにしてください。

 よって、①は、「×」となります。

②は注意

 ②の「ベルベリン塩化物等の腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用すると、 腸内環境を悪化させることがある」ですが、正しい記述です。

 頻出論点の「使用上の注意」です。

 手引きには…、

 「腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用したり、症状が治まったのに漫然と服用したりすると、腸内細菌のバランスを崩し、腸内環境を悪化させることもあるので、あくまで下痢の症状がある時、その症状を改善する必要のある間のみの服用にとどめるべきである。」

 …とあります。

 「使用上の注意」は、頻出論点なので、常に、チェックしておきましょう。

試験ポイント1

 先の例題でも見たように、当該ベルベリン塩化物ですが、頻出論点の「使用上の注意」があるので、押さえておくべきです。

 再度、挙げると…、

 「腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用したり、症状が治まったのに漫然と服用したりすると、」

 「腸内細菌のバランスを崩し、腸内環境を悪化させることもあるので、あくまで下痢の症状がある時、その症状を改善する必要のある間のみの服用にとどめるべき

 …となっています。

 予防的な使用や、漫然とした使用は、ダメダメです。

試験ポイント2

 最近では、手引きの記述のすべてが出題対象となっています。

 当該ベルベリン塩化物ですが、「ベルベリン絡み」の出題がありそうなので、以下の記述は、チェックしておくべきです。

 さて、「ベルベリン絡み」の記述ですが…、

 「ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリンに含まれるベルベリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質のひとつであり、」

 「抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持つとされる。」

 「オウバクのエキス製剤は、苦味による健胃作用よりも、ベルベリンによる止瀉作用を期待して、消化不良による下痢、食あたり、吐き下し、水あたり、下り腹、軟便等の症状に用いられる。」

 …となっています。

 このあたりの記述も、選択肢の1つに出そうです。

 このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押えてください。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「 【指定第2類医薬品】ファスコン下痢止め 12錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「腸内殺菌成分」へのリンクです。

 ベルベリン塩化物

 タンニン酸ベルベリン

 アクリノール

 木クレオソート

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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