酸化マグネシウムは、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「無機塩類」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「無機塩類」
「腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的として、」
「酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウムを含む成分が配合されている場合がある。また、同様な目的で硫酸ナトリウムも用いられる。」
「マグネシウムを含む成分は、一般に消化管からの吸収は少ないとされているが、一部は腸で吸収されて尿中に排泄されることが知られている。」
「腎臓病の診断を受けた人では、高マグネシウム血症を生じるおそれがあり、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」
…と、相なります。
ご存じのように、「酸化マグネシウム」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「無機塩類」に登場します。
市販薬には、「 【第3類医薬品】酸化マグネシウムE便秘薬 90錠 」などがあります。
当該酸化マグネシウムは、ほとんど試験に出ませんが、「東京都 H30 74問:瀉下薬2」のように、出題実績はあります。
また、当該成分には、禁忌があるので、この点でも、狙われています。
押さえておくべき成分かと思います。
優先順位は、「ふつう」です。
なお、当該酸化マグネシウムは、「胃の薬」の「制酸成分」でもあります。
「酸化マグネシウム」を、参考にしてください。
当該成分は…、
① 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的として配合されている場合がある。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的として配合されている場合がある」ですが、正しい記述です。
「酸化マグネシウム」は、問題文の言う作用のある「無機塩類」です。
試験に出るとしたら、こういう基本問題が関の山かと思われます。
よって、①は、「○」となります。
当該酸化マグネシウムには、禁忌があります。
先に挙げた手引きの…、
「マグネシウムを含む成分は、一般に消化管からの吸収は少ないとされているが、一部は腸で吸収されて尿中に排泄されることが知られている。」
「腎臓病の診断を受けた人では、高マグネシウム血症を生じるおそれがあり、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」
…のところです。
「無機塩類」でマグネシウムが含まれているものには…、
…があります。
禁忌は、どんなもので出るようになってます。
このページを「お気に入り」に入れておいて、「マグネシウム…腎臓病…高マグネシウム血症…相談すること」と、試験直前で、押えればいいでしょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「 【第3類医薬品】酸化マグネシウムE便秘薬 90錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「無機塩類」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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