第26問‐関西広域連合 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛薬」についての出題です。定番の論点ばかりですが、出題形式が小難しくなっています。テキストを精読しておきましょう。復習だけはしておきましょう。

第26問‐解熱鎮痛薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「イソプロピルアンチピリンは、ピリン系解熱鎮痛成分によって薬疹 等の アレルギーを起こしたことのある人は使用しない。」ですが、正しい記述です。

 応用的な問題です。

 まずもって、「イソプロピルアンチピリン」は、「一般 用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分」となっています。

 そして、手引きには、「ピリン系解熱鎮痛成分によって薬疹(ピリン疹と呼ばれる。)等のアレルギー症状を起こしたことがある人は使用しない」となっています。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 まあ、難しく考えなくても、判断できるかと思います。

 「適正使用」の「アレルギーの既往歴のある人」も、参考にしてください。

選択肢b

 選択肢bの「本剤には、血栓予防薬としても用いられる成分が含まれている。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の言う「血栓予防薬」ですが、これは、医療用医薬品のアスピリンなどが該当します。

 本問には、「アスピリン」は、入っていませんし。

 まあ、そもそも、問題文の薬は、一般用医薬品なので、「医療用医薬品のアスピリン」自体が対象外ですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「アセトアミノフェンは、他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害を起こしや すいため、本剤は空腹を避けて服用する」ですが、誤った記述です。

 全体的に間違っています。「逆」ですね。

 「アセトアミノフェン」には、選択肢のいうような性質・規定はありません。

 手引きには…、

 「他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製 品もある

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、先の手引きには、続きがあって、「食後の服用が推奨されている。」となっています。

 こっちも、押さえておきましょう。

選択肢d

 選択肢dの「アリルイソプロピルアセチル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする効 果が期待できる」ですが、正しい記述です。

 「眠気を促す薬」の「鎮静成分」の「アリルイソプロピルアセチル尿素」の正しい記述です。

 テキストを確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ及びかぜ薬(総合感冒薬)

 22問:かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分と配合目的

 23問:漢方処方製剤(かぜ)

 24問:解熱鎮痛薬

 25問:解熱鎮痛薬に配合される成分の配合目的

 26問:解熱鎮痛薬

 27問:漢方処方製剤(鎮静)

 28問:眠気防止薬

 29問:乗物酔い防止薬

 30問:漢方処方製剤・生薬(小児の疳)

 31問:呼吸器官に作用する薬

 32問:漢方処方製剤(鎮咳去痰)

 33問:胃に作用する薬

 34問:整腸薬又は止瀉薬

 35問:瀉下薬

 36問:漢方処方製剤(胃腸)

 37問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 38問:強心薬の生薬

 39問:漢方処方製剤(苓桂朮甘湯)

 40問:高コレステロール改善薬

 41問:貧血用薬(鉄製剤)

 42問:外用痔疾用薬

 43問:漢方処方製剤(婦人薬)

 44問:漢方処方製剤(総合問題)

 45問:鼻炎用内服薬

 46問:鼻炎用点鼻薬の配合成分

 47問:眼科用薬及びその配合成分

 48問:一般点眼薬

 49問:殺菌消毒成分

 50問:外皮用薬

 51問:外皮用薬及びその配合成分

 52問:毛髪用薬

 53問:歯痛・歯槽膿漏薬

 54問:禁煙補助剤(咀嚼剤)

 55問:ビタミン成分

 56問:滋養強壮保健薬

 57問:漢方処方製剤(防風通聖散)

 58問:感染症の防止及び消毒薬

 59問:殺虫剤・忌避剤

 60問:尿糖・尿タンパク検査薬

令和5年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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