本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤(防風通聖散)」についての問題です。漢方処方製剤の「防風通聖散」が正面から問われています。新手の出題です。よく出る漢方処方製剤なので、復習だけはして、解けるようにはなっておきましょう。今後も、こういう出題が増えそうです。
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本問の難易度は、「難」です。
「防風通聖散」が正面から問われています。
こういう出題もあるということで、出題傾向の一環として見ておいてください。
選択肢aの「体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向が あるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経 症、肥満症に適すとされる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の説明は、「大柴胡湯」のものです。
「防風通聖散」は、「体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸 ・肩こり・の ぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症に適すとされ る」です。
復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「構成生薬としてマオウは含まれない。」ですが、誤った記述です。
「防風通聖散」ですが、マオウを含みます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
ちなみに、「防風通聖散」ですが、構成生薬は、「カンゾウ・ダイオウ・マオウ」の3つそろってます。
こういう3つそろった漢方処方製剤は、数が少ないので、「カンゾウ・ダイオウ・マオウの3つを含む漢方処方製剤 」を一読願います。
選択肢cの「便秘に用いられる場合には、漫然と長期の使用は避け、1週間位使用して も症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談 するなどの対応が必要である」ですが、正しい記述です。
「防風通聖散」の正しい記述です。
手引きには…、
「便秘に用いられる場合には、漫然と長期の使用は避け、」
「1週間位使用しても症状の改善が みられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談するなどの対応が必要である。」
…とあります。
「便秘」という限定された注意事項なので、今後も出そうです。チェックしておきましょう。配偶者にも教えてあげましょう。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「肥満症又は肥胖症に用いられる場合、医薬品の販売等に従事する専門家 においては、生活習慣の改善が重要であることを説明する等、正しい理解を 促すことが重要である。」ですが、正しい記述です。
「防風通聖散」の正しい記述です。
手引きには…、
「肥満症又は肥胖症に用いられる漢方処方製剤(防已黄耆湯、防風通聖散、大柴胡湯)については、どのような肥満症にも適すわけではない。」
「また、基本的に肥満症には、糖質や脂質 を多く含む食品の過度の摂取を控える、日常生活に適度な運動を取り入れる等、生活習慣の改善 が図られることが重要である。」
「医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して その旨を説明する等、正しい理解を促すことが重要である」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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