第60問‐関西広域連合 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「尿糖・尿タンパク検査薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第60問‐尿糖・尿タンパク検査薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾 くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性」のところです。

 正しくは、「弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性」です。

 こうした「○○性」をいじった出題は、昔からあるので、意識して、テキストを読んでください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「尿タンパク検査の場合、中間尿ではなく出始めの尿を採取して検査する ことが望ましい。」ですが、誤った記述です。

 採尿ですが、「中間尿」が望ましいです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「尿タンパク検査の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とし、 激しい運動の直後は避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。

 定番論点です。

 「尿タンパク検査」の場合、「早朝尿(起床直後の尿)」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、「尿糖・尿タンパク同時検査」も、同じく「早朝尿(起床直後の尿)」です。

 そうでないのは、「尿糖検査」で「食後1~2時間等、検査薬の使用方法に従って採尿」です。

選択肢d

 選択肢dの「尿糖検査の結果に異常がある場合、その要因は、腎炎やネフローゼ、尿路 感染症、尿路結石等がある。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「腎炎やネフローゼ、尿路 感染症、尿路結石等」のところです。

 「尿糖検査の結果に異常がある場合」ですが、手引きには…、

 「尿糖値に異常を生じる要因は、一般に高血糖と結びつけて捉えられることが多いが、腎性糖尿 等のように高血糖を伴わない場合もある」

 …とあります。

 かいつまんで言えば、「尿糖検査の結果に異常がある場合」の要因には、糖尿や腎性糖尿があるってな次第です。

 さて、選択肢の言う「腎炎やネフローゼ、尿路 感染症、尿路結石」が要因となるのは、「尿中のタンパク値に異常を生じる要因」です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ及びかぜ薬(総合感冒薬)

 22問:かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分と配合目的

 23問:漢方処方製剤(かぜ)

 24問:解熱鎮痛薬

 25問:解熱鎮痛薬に配合される成分の配合目的

 26問:解熱鎮痛薬

 27問:漢方処方製剤(鎮静)

 28問:眠気防止薬

 29問:乗物酔い防止薬

 30問:漢方処方製剤・生薬(小児の疳)

 31問:呼吸器官に作用する薬

 32問:漢方処方製剤(鎮咳去痰)

 33問:胃に作用する薬

 34問:整腸薬又は止瀉薬

 35問:瀉下薬

 36問:漢方処方製剤(胃腸)

 37問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 38問:強心薬の生薬

 39問:漢方処方製剤(苓桂朮甘湯)

 40問:高コレステロール改善薬

 41問:貧血用薬(鉄製剤)

 42問:外用痔疾用薬

 43問:漢方処方製剤(婦人薬)

 44問:漢方処方製剤(総合問題)

 45問:鼻炎用内服薬

 46問:鼻炎用点鼻薬の配合成分

 47問:眼科用薬及びその配合成分

 48問:一般点眼薬

 49問:殺菌消毒成分

 50問:外皮用薬

 51問:外皮用薬及びその配合成分

 52問:毛髪用薬

 53問:歯痛・歯槽膿漏薬

 54問:禁煙補助剤(咀嚼剤)

 55問:ビタミン成分

 56問:滋養強壮保健薬

 57問:漢方処方製剤(防風通聖散)

 58問:感染症の防止及び消毒薬

 59問:殺虫剤・忌避剤

 60問:尿糖・尿タンパク検査薬

令和5年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

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