本問は、「医薬品」の「滋養強壮保健薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。選択肢dの副作用は、見ておきましょう。新手の出題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「コンドロイチン硫酸は、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、 全身倦 怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合される場合がある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「コンドロイチン硫酸」のところです。
正しくは、「グルクロノラクトン」です。
選択肢にあるキーワードの「肝血流」が該当するのは、「グルクロノラクトン」です。
「コンドロイチン硫酸」ですが、手引きには…、
「軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとさ れる。」
「コンドロイチン硫酸ナトリウムとして関節痛、筋肉痛等の改善を促す作用を期待して」
「ビタミンB1等と組み合わせて配合されている場合がある。」
…とあります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素であり、筋肉の収縮、血液凝 固、神経機能にも関与する。」ですが、正しい記述です。
「カルシウム」の正しい記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「アスパラギン酸ナトリウムは、アスパラギン酸のビタミンCの吸収を助ける等の作用を期待して、滋養強壮保健薬やかぜ薬に配合されている場合 がある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「アスパラギン酸ナトリウム」以下のところです。
選択肢の言う「ビタミンCの吸収」ウンヌンは、「ヘスペリジン」が該当します。
「アスパラギン酸ナトリウム」ですが、「アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋に溜まっ た乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる」です。
キーワードの「乳酸」で、判断しましょう。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ナイアシンは、下垂体や副腎系に作用してホルモンの分泌の調節に関与 するため、ときに経血量が多くなることがある」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「ナイアシン」のところです。
正しくは、「ビタミンE」です。
選択肢の言う「下垂体や副腎系に作用してホルモンの分泌の調節に関与 するため、ときに経血量が多くなることがある」副作用は、「ビタミンE」です。
「ナイアシン」ですが、これといった副作用はなく、効能は、「皮膚や粘膜などの機能を維持することを助ける栄養素」です。
こういうマイナー成分も出るようになっているので、「医薬品 その他系のビタミン成分」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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