本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤(苓桂朮甘湯)」についての問題です。漢方処方製剤の「苓桂朮甘湯」が正面から問われています。勉強していないと、「捨て問」となります。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはして、解けるようにはなっておきましょう。難易度は「難」です。">
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「難」です。
「苓桂朮甘湯 」がストレートに問われています。
当該漢方処方製剤ですが、手引きには…、
「体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸 があるもの の立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸 、息切れ、神経症、神経過敏に適すとされる。」
「強心作用が期待される生薬は含まれず、」
「主に利尿作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が 停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。)の排出を促すことを主眼とする。」
「構成生薬としてカンゾウを含む。」
「なお、高血圧、心臓病、腎臓病の診断を受けた人では、カンゾウ中のグリチルリチン酸による偽アルドステロン症を生じやすく、」
「また、動悸や息切れの症状は、それら基礎疾患によっても起こることがあ る。医薬品の販売等に従事する専門家においては、本剤を使用しようとする人における状況の 把握に努めることが重要である。」
「比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがある。」
…とあります。
選択肢aの「体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸 がある ものの立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸 、息切れ、神経症、神経過 敏に適すとされる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
先の解説にあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「利尿作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、 その循環が悪いことを意味する。)の排出を促す。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
先の解説にあります。キーワードの「利尿作用:水毒」は、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「強心作用が期待される生薬を含んでいる。」ですが、誤った記述です。
苓桂朮甘湯は、強心作用が期待される生薬を含んでいません。
「強心薬」の漢方処方製剤である「苓桂朮甘湯」には、強心作用が期待される生薬を含んでいません。
これは、ド定番論点なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「構成生薬としてカンゾウを含むため、高血圧、心臓病、腎臓病の診断を受 けた人では、偽アルドステロン症を生じやすい」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
先の解説にあるように、当該苓桂朮甘湯は、カンゾウを含みます。
カンゾウと言えば、「偽アルドステロン症」です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする