本問は、「医薬品」の「ビタミン主薬製剤」についての問題です。小難しい選択肢が2つあります。しかし、残りの選択肢が基礎・基本的なものなので、なんとか正解はできるはずです。復習だけはしておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「この製剤はビタミン主薬製剤であり、多く摂取しても過剰症が生じるおそれはない。」ですが、誤った記述です。
この薬には、「レチノールパルミチン酸エステル」、つまり、「ビタミンA」が入っています。
手引きには…、
「妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる女性及び妊娠を希望する女性では、医薬 品以外からのビタミンAの摂取を含め、過剰摂取に留意する必要がある」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「レチノールパルミチン酸エステルは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に 保つために重要である。」ですが、正しい記述です。
先に見たように、「レチノールパルミチン酸エステル」は、「ビタミンA」です。
「ビタミンA」といえば、「夜盲症(鳥目)」ですね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「この製剤は、授乳婦の使用を避ける必要がある」ですが、誤った記述です。
この薬には、乳汁移行するものはないので、使用を避ける必要はありません。
こういう設問は、難しいですね。できなくても仕方ないです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「シアノコバラミンは、赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要であ る。」ですが、正しい記述です。
「シアノコバラミン」ですが、これは、「ビタミンB12」です。
貧血用薬で学んだ成分に、「コバルト」があります。
「コバ」繋がりで憶えるといいでしょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
資料の成分の補足です。
「チアミン硝酸塩」は、「ビタミンB1」です。
「ピリドキシン塩酸塩」は、「ビタミンB6」です。
「ニコチン酸アミド」は、「ナイアシン」です。
「トコフェロールコハク酸エステルカルシウム」は、「ビタミンE」です。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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