本問は、「医薬品」の「かぜ薬(総合感冒薬)に配合される成分」についての出題です。すべてよく問われる定番の論点なので、全選択肢が解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
本問は、「解答なし」です。
公式の発表した理由は、「問題文cの正誤の判断がつかないため。」です。
選択肢aの「ヨウ化イソプロパミドは、抗コリン作用により鼻汁分泌やくしゃみを抑える作用を示す。」ですが、正しい記述です。
「抗コリン成分」の「ヨウ化イソプロパミド」の正しい記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)は、15歳未満の小児に対しては、いか なる場合も一般用医薬品として使用してはならない。」ですが、正しい記述です。
「解熱鎮痛成分」の「アスピリン」の正しい記述です。
ド定番禁忌なので、ガチで押えておきましょう。
「適正使用」の「使用しない 小児」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「フルスルチアミン塩酸塩は、粘膜の健康維持・回復を目的として配合されている場合があ る。」ですが、出題ミスがあった模様です。
どこが間違っているかは不明です。追及しなくても結構です。
強いて解説すると、ガチで手引きの記述に従うなら、「×」です。
手引きには…、
「粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンC(アスコルビン酸、アスコルビン酸カルシウム等)」
…とあります。
よって、「粘膜の健康維持・回復を目的として配合」されるのは、「ビタミンC」と相なります。
選択肢にある「フルスルチアミン塩酸塩」は、ビタミンB1で、疲労回復の作用があります。
なお、全国的に、マイナーなビタミン成分が問われているので、「医薬品 その他系のビタミン成分 」で、シッカリ対策を練っておいてください。
選択肢dの「グアイフェネシンは、体内での起炎物質の産生を抑制することで炎症の発生を抑え、腫れ を和らげる」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「グアイフェネシン」は、「去痰成分」です。
選択肢にある「体内での起炎物質の産生を抑制」ウンヌンは、「抗炎症成分」の「トラネキサム酸」が該当します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、最近は、「去痰成分」の細かいところを問う県が増えています。
以下の…、
・気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示すもの…グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム等
・痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるもの…エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン等
・粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするもの…カルボシステイン
・分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示すもの…ブロムヘキシン塩酸塩
…以上の分類は、余裕があれば、試験勉強の後半以降に、押えていってください。
正解:なし
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
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そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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