コバルト(硫酸コバルト)は、「心臓・血液に作用する薬」の「貧血用薬」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、」
「骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「コバルト(硫酸コバルト)」は、「心臓・血液に作用する薬」の「貧血用薬」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】エミネトン 200錠 」などがあります。
当該成分は、貧血用薬のなかで、なぜかしら、よく登場する成分となっています。
「奈良県 R3 第78問」や「神奈川県 R4 第79問」、「栃木県 R4 第74問」などの出題例があります。
優先順位は、「高い」です。
コバルト(硫酸コバルト)は…、
① コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB2の構成成分である。
② 硫酸コバルト - 鉄の代謝や輸送を促進する。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB2の構成成分である」ですが、誤りです。
間違っているのは、「ビタミンB2」のところです。
正しくは、「ビタミンB12」です。
コバルトは「ビタミン2」ではなく、「ビタミン12」の構成成分です。
よって、①は、「×」となります。
なお、「ビタミン12」は、別名、「コバラミン」です。
当該コバラミンの「コバ」と、コバルトの「コバ」とをひっかけて憶えるといいでしょう。
②の「硫酸コバルト - 鉄の代謝や輸送を促進する」ですが、明らかに誤りです。
登録販売者によくある、「説明入れ替え問題」です。
鉄の代謝や輸送を促進するのは、「銅(硫酸銅)」です。
コバルトは、骨髄での造血機能を高めます。
よって、②は、「×」となります。
くだらない憶え方ですが、「コバルト」の「コ」を「小」と読み替えて、「造血機能」の「血」の「けつ」とをひっかけて、「小ケツ(こけつ≒小さいケツ)」くらいに頭に入れるといいでしょう。
また、「銅」のくだらない憶え方ですが、「鉄の代“謝”や輸“送”」の「代」と「送」とをかけて、「代走(だいそう)どう?」とか「100均のダイソーどう?」くらいに、頭に入れるといいでしょう。
言うまでもなく、「どう?」は、「銅」です。
コバルト(硫酸コバルト)は、貧血用薬でよく出ます。
テキストを精読しておきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】エミネトン 200錠 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「心臓・血液に作用する薬」の他の「貧血用薬」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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