本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤」についての問題です。漢方処方製剤の問題ですが、基礎・基本的なものばかりです。具体的な漢方処方製剤の勉強をしなくても解けます。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、中薬と呼ばれ、漢方薬と同じものを指 す。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「漢方薬と同じものを指 す」のところです。
中医学は、漢方薬とは別物です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「全ての漢方処方製剤は、症状そのものの改善を主眼としており、2週間を超えて使用して はならない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「2週間を超えて使用して はならない」のところです。
手引きには…、
「漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1 ヶ月位)継続して服用されることがある。」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、逆を言えば、長期連用しても、「1カ月」が限度といった次第です。
んなもんで、「1年以上服用できる」とか「6カ月服用しても効果が出ない場合は、受診する」といった文言は、「誤」となります。
選択肢cの「漢方の病態認識には虚実、陰陽、気血水、五臓などがある。」ですが、正しい記述です。
他県にて、虚実、陰陽の突っ込んだ出題がありました。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。
保険の意味で、残りの語句も、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「漢方処方製剤は作用が穏やかであるため、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用 は起こらない。」ですが、誤った記述です。
んなーこたない、という選択肢です。
前半も後半も間違っています。
まず、「漢方処方製剤は作用が穏やか」ではないです。
んで、間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が生じます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
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