本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤(鎮痛)」についての出題です。「鎮痛」の漢方処方製剤が正面から問われています。かなり突っ込んだ出題で、よほどに勉強していないと解けないです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢1の「芍薬甘草湯は、まれに重篤な副作用として、うっ血性心不全や心室頻拍を生じることが知 られており、心臓病の診断を受けた人では使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
「芍薬甘草湯」の正しい記述です。
選択肢の言う「うっ血性心不全・心室頻拍」と「心臓病の診断を受けた人では使用を避ける」は、当該芍薬甘草湯の重要キーワードです。
「適正使用」でも問われるので、ガチで押えておきましょう。
「使用しない 基礎疾患のある人」も、一読願います。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「桂枝加朮附湯は、動悸、のぼせ、ほてり等の副作用が現れやすい等の理由で、のぼせが強 く赤ら顔で体力が充実している人には不向きとされる。」ですが、正しい記述です。
「桂枝加朮附湯」の正しい記述です。
そのとおりの記述です。
余裕があれば、ここまで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「薏苡仁湯は、悪心・嘔吐、胃部不快感等の副作用が現れやすい等の理由で、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には不向きとさ れる。」ですが、正しい記述です。
「薏苡仁湯」の正しい記述です。
余裕があれば、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、消化器系の副作用(食欲不振、胃部不快感等)が現れやす い等の理由で、胃腸虚弱で冷え症の人には不向きとされる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の説明は、「釣藤散」のものです。
選択肢の言う「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」ですが、「体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりや すいものの冷え症、しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛、下痢、月経痛に適すとされるが、胃腸 の弱い人には不向きとされる」となっています。
余裕があれば、復習しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「誤っているもの」は…、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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