本問は、「医薬品」の「循環器用薬及びその配合成分」についての問題です。漢方処方製剤の選択肢が2つあります。確答の難しい問題です。カタカナ成分は基本問題ですので、ギリギリまで答えを絞ってください。漢方処方製剤は、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の 改善効果を示すとされ、15歳未満の小児向けの製品もある。」ですが、誤った記述です。
「ユビデカレノン」ですが、「小児において心疾患による動悸、息切れ、むくみの症状があるような場合には、医師の診 療を受けることが優先されるべきであり、15歳未満の小児向けの製品はない」です。
禁忌は、意識して押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「三黄瀉心湯 を鼻血に用いる場合には、漫然と長期の使用は避け、5~6回使用しても症状 の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談がなされるなどの対応が 必要である。」ですが、正しい記述です。
「三黄瀉心湯」の正しい記述です。
当該三黄瀉心湯ですが、選択肢の言うように「鼻血に用いる場合」には、「5~6回使用」という注意があります。
固有事項なので、余裕があれば、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「イノシトールヘキサニコチネートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによっ て末梢の血液循環を改善する作用を示すとされ、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合 が多い。」ですが、正しい記述です。
「イノシトールヘキサニコチネート」の正しい記述です。
手引きには…、
「いずれの化合物もニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を 改善する作用を示すとされる。」
「ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い」
…とあります。
マイナー成分ですが、シッカリと見ておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「七物降下湯 は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血 圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされるが、15歳未満の小児 への使用は避ける必要がある」ですが、正しい記述です。
「七物降下湯」の正しい記述です。
「小児向けの漢方処方ではなく、15歳未満の小児への使用は避ける必要がある 」といった要注意論点があります。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする